今度は気合を入れて飲んでみよう

ずっと晴れていてそろそろ降ってほしいなと思っていたら雷と一緒に夜に雨が落ちてきた。知り合いと一緒にカフェにいたときでみんなで急いで窓を閉めた。夜のカフェで夏野菜のパスタを食べ、あったかいプリンを食べたあと、締めでビールを一本飲む。一本だけなのに酔っぱらったようにぼーっとなった。時計を見たらもうすぐ10時でただ単におねむの時間になっただけ。
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「あれね、リンゴのマークが入ったおもちゃなのよ。いつもああやって遊んでるの。こんなに暗いのにちゃんと写るのかしらね」

白い犬と黒い犬

昨日見た白い犬はとてもおとなしく
一度も吠えることはなかった
僕の黒い犬は尻尾を振って
外に飛び出そうとするが
鎖でつながっているから動けない
白い犬の飼い主の子供が近づいてくる
黒い犬は低い声でウォンと吠えた
危ないからごめんねと子供に
こっちにこないように合図をする
とても残念そうに戻って行った
もしも海で出会ったならばいくらでも
自由に遊ばせてやれたのに
車の行き交う道路を挟んでいたからそうするしかなかった
僕の黒い犬は納得できずにずっと吠え続けた
白い犬はかまうことなく平然と澄ました顔で
飼い主と一緒に去って行った

空の道

朝の5時でもまだ暗い。犬に無理やり起こされてテラスにでるとまだ空いっぱいに星が瞬いていた。すっと白い線を描くように流れる星もあった。そのたびに一人で歓声をあげ手をたたく(そっとね)
と、これが14日の朝のことで昨日は本当に静かな一日。明けた今日はやはりまだ暗いうちに起こされる。朝焼けがきれいだからこのまま散歩に行こうと表に出たら、初めて見る空の風景に出合った。
太陽の昇るところから青い道が延びていて、ずっと月まで続いている。時間が経つにつれ青い道はさらに延びて頭の真上を通り、反対側の山の上までつながった。虹ではなく雲を真っ二つに分けた光のみちだ。誰も見ていない。目撃者は僕と犬だけ?ときどき通る車は気づいていたのだろうか。
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海あがりのビール

昨日から頼まれているホテルのDMの文章を考えていて、いくつか書き始めたら本当にその通りに過ごしている女の子に出会った。
自転車で山を越え、買い物をしてまた帰りにそのホテルのカフェにより、目の前の海に入ってビールを飲む。日焼けを気にしていたが、もうすでにきれいな小麦色に焼けていて笑顔が本当に素敵だった。あとで聞いたら同じカフェに一人できていた別の女の人と仲良くカウンターで飲んでいたらしい。仕事帰りにポケットからコインを1枚出してビールを飲みに行くのがいいなと書いていたら、たまにそんな風景に出会えるならもっと楽しい!とまたアピールすることが増える。

デブ助

毎日何かを書くということは続けていて、その代りここは忘れているという状態。普段の生活に大きな変化があり、ひとりの休みの過ごし方もちょっとまだ慣れてない。犬がいていいなぁと思うことと困るなぁと思うことが交互にやってくる。実際どんなことにもいいこととそうでないことは対になっていて、なるべくいいことに変わるよう努力するのだ。楽天レンタルで届いたレッドクリフⅡを観た。やっぱりデブ助がいいなぁ。純粋な友情は計算など働かないところにある。

PCを使わなければACも使わなくていいのかも

エアコンを止めた店の中でPCを使って音楽を鳴らしていたら、あまりの暑さにPCが今まで聞いたことのないような音で悲鳴をあげていたからあわててスイッチをオフにした。クーラーをつけてようやく室温が29度に下がったところで、再び起動してこの日記を書いているけれど、ものすごく反応が鈍くてびっくり。パソコンも暑さでイカれるのだ。
本当に暑い日は日中はお休みして午前中と夜だけの営業にしようかと本気で考えるが、やはり8月も通常通りの営業です。パソコンもエアコンも壊れませんように。

ボリュームペダル

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イヤホンをして海へ散歩に行く
耳から聞こえるのは音楽だけで
目に映る風景は生のイメージフィルムのようだ
犬に向かってニッっと笑ったら
耳から聞こえる音楽が大きくなって前にでてきた
顔の筋肉を動かすと音が変わるのだ
面白くてニカッ ニカッと何度もやっていたら
犬が不思議そうな顔で見ていた

CASA夢紅のオステリア

おとといの夜、夢紅のオステリアで食事をした。その予定ではなかったのに、相棒を迎えに行ったらビールを一本手渡され(運転は相棒がします!)そのまま星を眺めながら2本目もいただく。そしてカウンターでお食事となった。以前、カフェで使っていた椅子とカウンターテーブルだったので懐かしかった。でも今回は座ると正面が海に向くようになっていて、そこから風がそよそよと吹いてくる。頭の上のワイングラスが風鈴みたいにかすかに揺れて音を鳴らしていた。カウンターテーブルはキッチンを囲むようにL字型に伸びていて、他にお客様が三組いらした。みんなが夢元さんと紅さんとお話しながらお酒やお食事を楽しめるようになっている。正面の窓はそのまま開け放してあって、波の音もすぐそばに聞こえた。僕は二人がキッチンに並んで働いている姿がとても素敵だと思った。以前、「私たち、いつも一緒みたいだけど、実はすれ違いのように別々の時間を過ごしてるのが不満だったのよ。だって、カフェのお客様は私しか知らなかったりするでしょ?」と紅さんから聞いたことがあった。ずっとやりたかったことなのだ。疲れてるはずなのに、どんどんしゃべるし、楽しくて仕方がないって感じだった。夜の夢紅は海に向かってゆっくり進む船の上にいるみたいで風が気持ち良かった。笑い声も美味しい料理の匂いもみんな風に乗ってやってくる。「オヤスミなさい」と、ほろ酔い気分で螺旋階段を登りホテルの部屋に戻っていくお客様がちょっとうらやましくなった。

とんぼ

昨日、大量発生したトンボはきっと皆既日食と夜の雷雨で涼しくなったせいで秋と勘違いして現れたのだろう。でも一日であれだけ出てくるのがとても不思議だった。どこかで待機してたみたいに。すぐ夏に戻ったらどうするのだろう?あのトンボはいったい明日は何処に?と心配していたら、朝の散歩の帰り道、アスファルトの道路の上にオレンジ色のトンボがたくさん死んでいた。今日は朝から軽く頭痛がしていて、イヤホンもしていなかったので、さとうきび畑を抜ける風の音がやたらざわざわと悲しく聞こえた。

犬と寝た夜

雨と風と雷で夜中に起こされた。稲光が眩しいので南側の窓の雨戸を閉めて、玄関もバタバタ音がうるさいと思って見に行くと、網戸から雨が吹き込んでいて、玄関の板の間がびっしょり濡れていた。きれいにふき取り時計を見たらまだ1時半で、またすぐに寝なおす。雷が怖いのか犬がベッドの上に飛び乗ってぴったりくっつく。しょうがないからよしよしと抱っこしてあげたら、向きが逆で目の前にお尻が向いてた。