普段、全然お酒を飲まなくて誰か一緒に飲む相手がいるときだけ飲む。たまに飲みすぎて翌日頭が痛くなったりするけれど今回は全く平気だった。たまったビールの空き缶を見てよく飲んだなぁと思う。
朝の散歩、誰もいない海でいつものように犬を野放しで遊ばせていたら7,8人の家族連れがいて、そこに向かって喜んで走っていったので、あわてて呼び戻す。そうか、もう夏休みだった。ホテルに宿泊の観光客やビーチでテントを張る旅行者もいる。砂浜にはかわいい文字で「なつやすみ!」「やっほー」「のどか~」と書いてあった。ふと湘南の夏の賑わいを思い出してみたが、比べるとやっぱりこっちは全然しずかだ。「湘南にあって奄美にないものは?」と聞かれ、「そりゃビキニのお姉さんでしょ!」と答えると白い目で見られそうだけど、でもやっぱり夏!って感じ、一番するんだよね~。
オンはビキニは着ないけど裸で毎日泳いでいます。たまに僕も。。
街!
昨日の夜から台風の影響なのか時折強い雨が降る。今はまた青空で少し蒸してきた。昨日は久しぶりに名瀬へ。車を駐車場に預け、犬と一緒に商店街を練り歩く。アーケードに入ると木陰に入ったような涼しい空気にほっとしたり、グリーンティーの匂いや新譜のレコードのにぎやかな音に包まれて・・というのは昔の想い出で、今はやはりちょっと寂しい感じがした。やはり新しく変化すべきで、守りたくなるような昔ながらの風景とはちょっと違う。どこに行くのにも車が必要な島だからこそ、歩いて楽しめる場所を作って欲しい。歩道を広く取り、犬連れもOKなオープンカフェや本屋さん、CDショップ、洋服や雑貨の店や食堂やお惣菜の店、薬局、カメラ屋、眼鏡屋、金物屋、クリーニング屋、電気屋、などなど、今あるお店がもっと生かされるように整備するだけでいいのだ。島の人にとって名瀬はもっと魅力的な街じゃないといけない。
きつねの嫁入り
パソコンの調子が悪いのを息子に見てもらったら、ウィルス防止のマカフィーのせいだった。メモリーが小さすぎて余計に頭を使わせてしまっていたのだ。削除したらサクサクにもどった。これで、さっと立ち上げぱっぱっと書くことができる。7月は毎日忙しく(プライベートで)、あれもこれも書きたいことはいっぱいあったのに、どんどん日々が過ぎていく。昨日は天気雨で海のほうに大きな虹がかかった。肉眼で見るとダブルに見えていたのだが、携帯のカメラではこれが精一杯か。亮くん、今日だったら良かったのにね~。
飛んできました!
明日から連続で来客があるので今日のうちに更新。直前まで行くのを迷っていたけれど、もう2年もパスしていたので一応チェックしといたほうがいいと思い健康診断を受けに行く。少し運動が足らない気もするが食生活には自信があるので結果はいいはずだ。体重が70キロを割っていて10代の頃と変わらなくなっていた。問診で「どこか気になるところはありますか?」と聞かれ、「たまに咳がでるくらい」と答えたが、原因はわからないけれどあまり気にすることはないみたいだ。やせているから少し胸の筋肉をつけたほうがいいと女の先生にアドバイスをされる。おなか回りを測るときに「息を吐いてください」と言われ、「いや引っ込めてないよ」と言いたかったが、やはり無意識に少しおなかに力をいれてたのかもしれない。
しばらく更新ができなくなるかもしれないので夏の風景を。
夏休みといえば、やっぱこれでしょ!アマミノコギリクワガタです!
夏色
毎日好い天気。どんなに夜遅く寝ても朝は決まった時間に海に行かなくてはいけない。ぼーっとした頭のまま犬に引きずられるようについていく。朝から元気な新聞と野菜のおばちゃん姉妹にあいさつして畑の間の道を進む。今日も潮は満ちていてやっぱり海に入りたくなったのでパンツ一枚で飛び込む。迷ったがすっぽんぽんはさすがにまずいと思った。家から水着でくればいいだけなんだけど・・。オンは昨日、生まれて初めて泳いだ。僕が先に入って溺れたふりをしたら、砂浜を右往左往したあと、思い切ったみたいに正面から一直線に泳いできた。僕にたどり着いてもイヌカキを止めないので体中引っかき傷だらけになった。今日も同じことを試したがもうだまされないよと今日は飛び込んでこなかった。海からあがると太陽の光が真横からあたり、僕とオンの影が山の先まで伸びていて空の青と山の緑は子供の頃の記憶と全く変わらない夏の色だった。
熱い熱い夏の始まり
起きてすぐに犬を連れて海へ。砂浜の様子は毎日違うし、漂流物もいろいろだ。ブイなど適当なものを見つけて放ると犬は全力で取りにいく。右へ投げると見せかけて左に投げたりで疲れるまで走らせる。太陽が雲の上に顔をだし、日差しがきつく感じるようになる頃に家に戻る。海の中までザブザブ入っていくので、毎日シャワーで潮を流してやる。もう太陽は完全に夏の盛りの勢いになっていて、蛇口の先の雫までキラリと光る。TVやパソコンのスイッチを入れなければ、たとえ世界中でどんな悲惨な事件が起こっていてもわからない。ここだけはいつも平和だ。毎日が夏休みのようなのんびりとした空気が漂う。与湾に漂流した鋼鉄の謎の物体だってあまり大騒ぎされていない。あれはもしかしたら核に相当するような爆弾かもしれない!とか毒ガスがつまっているのでは?なんていうのはあまり考えない。そんな緊迫したものは島の風景に全然似合わないからだ。中に見つかったのがパソコンじゃなくて、らしきものっていうのが気になったが、もし2045とか1855とか数字が表示されていたらきっとドクの作ったタイムマシーンだ。宇宙人みたいな格好したマーティがばしゃ山のトイレに隠れているに違いない。
地震やサイクロンや無差別殺人などTVで報道されるような事件じゃなくても悲しいことはいつもどこかで起きていて、それがもし自分の大切な人間に降りかかっていても全く気づかずにいるのも怖いと思っていたら、やっぱりと思うようなことがあった。それで自分のすべきことはなんだろうと必死に考える。自分を含めて回りにも乗り越えなくてはいけないことが次々と起こるがそれも全部意味のあること(ひとつにつながるようなこと)に感じる。
仕事=商売ではない
お客さんとのおしゃべりが楽しい。
たくさんお話して「それじゃまた」と笑顔で帰って行かれると僕らも嬉しくなる。
「お買い物しなくてごめんなさい」と言われると反対にこちらが恐縮してしまう。
服を売るだけが仕事ではないのだ。
しかし、
「素敵なお店ですね~」に始まり
「いつからやってるんですか?」
「地元の人が買いに来ますか?」
「客層はいくつぐらいの人ですか?」
「観光客は来ますか?」
「やっぱり女性が多いですか?」
で最後に「見学だけですみません」では最初からお店の見方が違う。もしそういう視点で興味をもち、質問をするのならばまず最初に自らの身分を明かさなければいけないし、すでにお客様ではないのだから買い物しなくてすみませんなんていう必要はないのだ。うちの扱っている服を作っているTさんは服なんて道具に過ぎないと言った。僕もそう思う。しかしその服はお客様に出会い、街や海や山に飛び出すことで島を楽しく彩る道具になるし、なにより着る人の気持ちが華やぐ。僕はそれが見たい。だから何度でも服を見にいらしてください。僕らはお客さんと一緒に喜びたいのです。
えのちち
そうっと目を開けると目の前にピンク色のおっぱいがあった。
ほんのり甘いミルクの匂いがした。母猫のふさふさした毛の遥か彼方に真っ青な空とぽつんと白い雲が浮かんでいるのが見える。振り返ると右耳が透けてみえるくらいに眩しい太陽があり、左には大きな鉄の塔がその青い空に向かってまっすぐに伸びていた。猫は前足をそろえて、おしりを後ろにぐーんと突き出すように伸びをしたあと、ゆっくりと歩き出した。母親がミャーと呼んだが、無視してそのままとことこと林を抜けて石の階段を下りていく。途中、イカを焼くしょうゆのこげる香ばしい匂いもしたが、まだ自分には硬くて食べれそうにないので無視してすすむ。大きな石の階段をひとつずつ飛び降りていくと目の前に青い海が見えた。ところどころきらきらと光を反射させながら、白い波をゆっくりと何度も島に向かって繰り出していた。岩場まで降りると人間のカップルが大きな石の上に座っていた。二人は海を見ながら美味しそうにおにぎりを食べている。猫に気づいた女の子は、手の中のおにぎりを少しだけ割って岩の上に置き、猫に手招きをした。しかし、まだおっぱいしか飲んだことがない猫は匂いを嗅いだだけで口にはしなかった。カップルは「またね」と猫に手を振り、その場を離れた。猫はそうっとあとをついていった。二人は岩場をぐるっと回って、もうこれ以上前に進めない行き止まりの標識の立つ場所まで行き、そのまま戻るのかと思ったら、すぐ横の細い獣道のようなところを登っていった。猫も大きな石の階段を登るのは嫌だったので、そのままあとをついていく。どんどん登っていって、もう少しでまた石の道に戻るというところで二人は足を止めた。道の横には石でできた手すりがついていて、それは海のほうに少しせり出すようになっていたから、下から登るにはちょっとぶら下がるようになってしまい危ない。下手をするとそのまま海に落ちてしまう。猫はしばらく下のほうで様子を見ていた。すると男の子は上手に手と足をひっかけ、簡単にするっと上にあがった。それから体半分を手すりのうえに大きくそらせて手を伸ばすと、女の子の手を握ってふわりと真上に引っ張りあげた。女の子の体は軽く橋の上に乗り、それからゆっくりと手すりを越えた。猫は自分も引っ張ってくれないかと思ったが、全然こちらをみてくれない。代わりに男の子は女の子に向かって、今登ってきたその崖の下を覗き込みながら、
「君のお父さんやお母さんに大事なお嬢様をこんな危険な目に合わせたなんて知れたら大変だな」と言って笑った。猫には意味がわからなかったが、自分のことはもう助けてくれそうにないので、自力で近くの木を登って石の道に戻った。元来た道をしばらく歩くと今度は目の前を大人と子供が並んで歩いている。家族のようだ。小さいほうの子供がお父さんの肩に乗って歌を歌っていたが、お兄ちゃんが「お前だけずるい!僕も肩車して!」といったのでお父さんは一度女の子を降ろし、今度は右手に男の子、左手に女の子を抱えて歩き出した。男の子も女の子もニコニコ笑ってお互いを見ている。たまにお父さんの頭をぺしぺしと叩く。お父さんは大きく腕を上げて子供たちをなるべく高いところに持ち上げ、のしのしと歩いた。お母さんはそばで心配そうに見ているが、やっぱりにこにこ笑っている。
猫は石の道を横にそれると草薮を抜け、野原の真ん中にぽつんと一本だけある大きな木の上に登った。大きな木の大きな枝によじ登り、がりがりと爪を研いだり、頬をすりすりしたり、くんくんとにおいを嗅いだりした。それから空に向かって高く前足を伸ばしてみた。宙を切るだけで何もつかめなかった猫はそのまま一回転して芝生の上に四本の足で降り立った。猫は今度は二本の前足をなるべく横に大きく広げて草の大地を抱えた。それから大きく息を吸い込むと空に向かい、力の限り大きな声でミャアーーンと一声鳴いた。
暗くなりはじめた空にはゆりかごみたいな月とぴかぴか光る星が並んで浮かんでいた。
ビーーール!
天気予報は雷雨注意といっていたが、雲は多いけれど一応晴れている。しかし蒸し暑い。湿気のベールが体中にまとわりついて重い。本当は今日は定休日なのだがでかける用事が夕方からなのと、もしかしたらお休みが変わったことを知らずにお客様がいらっしゃるかもしれないし、どうせ家にいるのだから、で店を開けている。昨日いらした新婚のH君が夕方「ビールを飲みたい!」と言ってたが、買い物してビール飲んで帰るなんていうのも今の季節には最高だろうなと思った。ただし、ちゃんと運転手がいないと駄目だけど。
これは今日ではなくて最高のお天気だった先週の火曜日の風景
めっちゃ青いでしょ。
夏を待つAIRY+on
またきてね~。