風の音はどこか遠くの冬景色

寒い冬の夜にリビングでTVを観るのはちょっと辛い。寝室にTVを移動してベッドの中で見たら、本当に極楽なのだけど、一瞬目を閉じただけで深い眠りに入ってしまう。気がつくと朝になっていたりするのだ。昨日のドラマは久しぶりに面白かった。なのに半分しか観れなかった。日常って本当に奇跡の連続だ。いいことも悪いことも楽しいことも悲しいことも全部まとめてそうだと思う。年賀状が少しずつ遅れて、毎日誰からか届いてきてこういうのも楽しいなと思う。

雨の日は本の世界に浸っててもいいですか

朝起きた時に雨の気配を感じて今日は散歩やーめたと思う。いつまでも布団にくるまっていたいがおしっこも我慢できないのでドアをそうっと開けるとちゃんとオンが身構えていてすぐに飛びつく。そのままずっとトイレまで付いてくる。ソファに座ると肩に手をかけて尻尾をぶんぶん振るし、行く気満々なのだが、雨はしょうがないのだ。晴れたら夕方に行こうと説得した。図書館から借りてきた本が面白くてずっと読みふけっているとすっかりその世界に入ったままになり、仕事を忘れてしまいそうになるので少しセーブしながら読む。ちょっともったいない読み方だ。と書いていたらお客様がいらした。あわててお店のお兄さん(!)に戻る。

始動

朝からいいお天気。昨日の休みはどんよりと曇っていたのに・・
お正月の気分がだんだんと薄くなっていく。昨日は図書館で本を返し、また5冊借りてくる。ついでに町役場に行き、商品券の換金手続きを済ませた。ちゃんと商品券が僕らのほうにも回ってきて、ほっとしました。おかげさまで僕らも参加することができました。まだまだ(3/31日まで)お使いいただけますので宜しくお願いします。
休みの日、犬は朝と夕方2回も散歩に行けて大喜び。次の休みは15日で少し間が開くので今のうちに遊んでおく。今年は仕事が増えて忙しくなる予定でいるので、こうしてのんびり過ごすのも少なくなるなぁと思っていたら、おばさんから電話がかかってきて店のテラスを改築しているのだけど、どう使ったらいいか何かいいアイデアがないかということだったので、すぐに車で見に行った。山の中にぽつんとあるカフェで、お茶を飲むこと以外に何かそのスペースをうまく使ってお客様に喜んでもらえることをいろいろと考える。本当によそのことはどんどん浮かぶし、提案するのだが、「もう少し自分のところもなんとかしたら」と相棒にツッコまれた。
新しいものを生み出す、チャレンジすることが今年はとても大事なように思う。で、朝から空港のロビーで鶏飯とパパイヤ漬けの試食会をしている弟たちにもエールを送る。

たまには

普段全然酒など飲まないくせに調子に乗ってクイクイ飲んだ。朝は案の定、頭が痛く、ふらふらと揺れているようで食欲もない。シャワーを浴びる気力もないので、新しい服に着替えるだけにする。頭はニットキャップをかぶってごまかした。車の中にあった忘れものを届けるために頑張って車を運転したら、ものすごく朝の光がきれいで空は透き通るように青く、一気に爽快な気分になる。で、戻って店を開け、鏡を見たら思いっきり二日酔いの顔だった。

あけましておめでとうございます!

昨日も今日も晴れたりくもったり雨が降ったりで荒れたお天気。奄美の正月はこんな天気が多いですよね。くらべて東京はいつも晴れが多い。朝、散歩にいこうとしたらいきなり虹を見ました。今年はみなさんにとっても良い年になりますように!
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本日から通常営業いたしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

来年度の目標!(あくまでもパーソナルな)

年末にやることの定番は来年の目標を立てることだ。天気が悪いので大掃除はパス。(今日はね)
子供のころ、お正月にお年玉をたくさんもらっても三日も持たなかった。すぐにゲイラカイトやプラモデル、どんどん買い物をしてすっかり空にしてしまう。お金が身に付かないのは生まれつきの性分のようだ。
6年前に財布をかばんごと盗まれて以来(車上荒らし)ずっと財布を持たなかった。個人的なお金を持つほどの余裕もなく、家のお金として相棒に管理してもらえばよかったのだが、去年買った財布にずっとお金が入っていないのはちょっと寂しい。
なので僕の来年の目標は自分の財布に現金を増やすことだ。銀行じゃなくて財布に。
お金に触れることはあっても持っている感覚はない。お客様に商品を買っていただいたときに実際にお金にさわるがそれは銀行の口座に入り、そこからまた支払いなどを繰り返すと僕の手元に残るお金はほとんどない。いや、ほとんどじゃなくて全くない。どころか足りない。
お金はどこから生まれてくるのか。お金そのものは自分で作ることはできないので、労働の対価として付いてくるのだが、仕事=お金では決してない。当然、いっぱい頑張った人がたくさんもらえて働かない人はもらえない。当たり前のはずなのに、今の世の中はその反対の現象が普通に起きている。ありとキリギリスの教えとは逆だ。って僕はキリギリスなので当たっているが。
それで、もしお金で財布がぱんぱんに膨らんだら
「あーあ、今年の暮はこんなにあまっちまった。でも、おいらは日本人だから年越しの金なんぞ持たねぇぞ!」と使いまくるくらい豪気になりたいものだ。
一度、日本中の余ったお金を全部まとめて回収して本当に必要なところに配分しなおしたらいいんだよね。それで、いらない道路を無理やり作るんじゃなくて、山の上を走るロープウェイやモノレールを作ったらいいんだ。自然を壊す必要もなく、景色を眺めながら島を観光できるぞ!

今日から僕らも3連休

昨日で仕事が終わり、元日までの三日間はのんびりと過ごすつもり。
会社に通勤しているわけではないので日々の暮らしもそう変わらないのだが、やはり普段とは空気が違う。体中を緩めてだらだらと過ごしても許される感じ。いつも相棒がアトリエ(?)として使っている部屋にパソコンを持ってきて机の上で開いたらやたらと新鮮で日記を書く気になる。その相棒はもういつの間にか掃除を始めていて退屈なオンがさっきから鼻を鳴らしながら家中をうろちょろしている。今日は朝から雨で散歩も行ってないのだ。さっき、オンが大好きな夢元さんと紅さんがいらした時には狭い玄関ではしゃぎまくり、抑えるのに苦労した。後でひりひりするなと思って腕を見たらミミズ腫れするほど引っ掻かれていた。そのあとも一緒に寝転んでいたら思いっきり目にパンチを当てられるし・・・
窓から見える景色は白く曇り海の波ものっぺりとして静かだ。
決して楽な一年ではなかったがいつものマイペース。
来年はあれもこれもと夢は多いがどれも地味にコツコツやるものばかりだ。牛のようゆっくりと。

木の上のケンムン

ついに今年最後の土日、そして月曜日が最後の営業日。年賀状がまだできていない。写真を選び、レイアウトを考えとやっていくうちに満足いかず進まない。結局、毎年しょぼいのしか作れないのだが。日記も決まった時間に書けないのでさっさと書いてしまおう。本当にこの公開日記っていったい何だろうと思いながら、それでもなるべく毎日続けようと思っている。
雲の上のケンムン の続きです。
子供がいつものように木の上でお昼寝をしていた時です。
「こんにちは!」
びっくりしたひょうしに子供は木から落ちそうになりました。
一人の男が木の下からにこにこ笑って見上げています。
子供はおそるおそる尋ねました。
「僕がみえるの?あなたは人間じゃないの?」
男は答えました。
「僕は人間だよ!でも君が見えるし、君が誰かも分るよ。なんだか懐かしい気もするんだ」
子供も不思議と男と同じように、この人は初めて会うのになんだかほっとすると思いました。
「ずっと一人でさびしくなかったかい?」
男はやさしい目で子供を見つめながら話しかけました。
「さびしくなんかないよ。人間には誰にも気づいてもらえないけれど、僕には鳥や虫が話しかけてくれるし、この大きな木もずっとそばにいるからね」
「ははは、そうか、そうか」男はもっとにこにこした顔でいいました。
それから優しく
「でも、君は嘘をついているね。本当はさびしい顔をしているよ。本当の気持ちを僕に話してごらん。」と問いかけました。
しばらく黙っていた子供はずっと我慢していたことを男に話したくなりました。
「僕、本当はみんなと一緒に踊りたいんだ。それから歌も歌いたいし、手もつなぎたい」
男はうなずきながら聞いていました。
「やっぱり、そうか。僕も君と同じだったんだよ。ずっとそうやって木の番をしながら人間にあこがれていたのさ。」
子供は目をぱちぱちさせて聞きました。
「どういうこと?」
「僕は君と同じように昔、雲の上に住んでいたのさ。でもどうしても下の世界に行ってみたくなって思いきって雲から飛び降りたんだ」
「それなのに、どうして人間になったの?いったいどうやって!」
男は大きな声で笑いました。
「そうだ。それを教えてあげたかったんだ。人間になるのは簡単といえば簡単、難しいといえば難しい。満月の夜にそこの海に飛び込むだけでいい。ずっと深く潜るとどんどん体が海に溶けて行く。しまいには体全体が海と同じになり何もなくなる。そして次に目覚めるときが新しい命をもって産まれてくるときなのさ」
「人間の赤ん坊に・・・」子供は目を大きく開いたまま男を見つめています。
「いや、人間に産まれてくるとは限らない。もしかしたら牛や豚かもしれないし、鳥や魚、虫かもしれない。難しいといったのはそのことだ。僕もね、人間の前は猫だったよ。その前はカエルだ!」
笑いながら続けます。
「そうやってね、何度も生まれ変わってきた。それを最近やっと思い出したんだ。ある日、突然猫が話しかけてきてね、びっくりしたけれどその猫が全部教えてくれたから謎が解けた。命のもとの話さ」
「それで、ここに来たの?」
「そう!君に会いに来たんだ」
子供は驚きました。でもすぐに理解することができました。
子供もようやく次にすすむ番が来たのです。
おおきな木が低く響く声で話しかけました。
「おまえはまた人間になりたくなったのだな。それでちゃんとまた人間になれるか心配なんだね。大丈夫、ここでもう少し待っていなさい。そうすれば君をずっと待っている人がもうすぐここへやってくる。そしたら一緒に海に入るんだ。そのとき、ちゃんと願いは叶う・・・」
子供はもうすっかり安心しておおきな木の声を聞きながらまた眠ってしまいました。
様子を見ていた男もおおきな木のそばをそうっと離れて人間たちの輪の中に戻って行きました。
男はそれからまあるいお月さまのしたで、仲間が奏でる音楽に合わせて木の精や海の神様に捧げる感謝の踊りを舞ったのでした。
 

年の瀬の反省

自分で締め切りを決め、プレッシャーをかけたのに、全然意欲がわかず何も書けませんでした。で、クリスマスもそのまま終わる。来年再チャレンジします。
でもちゃんとケーキも食べたし、みんなが元気でいることが一番嬉しい。「犬と私の10の約束」と「EARTH」を観た。今頃なんだけど。
人間の暮らしの中にいる動物と、人間が全くでてこない世界で暮らす動物。同じ地球のうえに人間は本来の世界と全く違う社会を作ってしまった。地球全体の世界に比べると人間の作った社会は全然ちっぽけなはずなのに、その身勝手な社会の影響が地球で暮らす他の生き物におおきな影響を与えている。大自然に負けないように知恵を使い、道具を作って暮らしを進化させてきた人間はついに地球にやさしくなんて言うほど偉そうになってしまった。本当は一番弱いくせに。
僕らはもっと謙虚に息をひそめて暮らすべきだ。

僕なりのギフトを

クリスマスにまつわるお話をひとつこれから作ってここに載せます。
一応締切は今日の24:00
そんなに暇かって?間に合わなければ今日はめちゃめちゃ忙しかったということで。
あ、誰か協力しませんか?
短編で結構なのでメールで送ってください!
明日ここにずらっと並べられたら嬉しいです。
僕に贈ってください!!