予報通りなのか大荒れの天気。まるで未曽有の一年を象徴するかのよう。
せめて年末年始くらいゆっくり穏やかなステイホーム日和であってほしかったが、ある意味出掛ける気が失せていいのかもしれない。
昨日までが年内営業で、年明けは2日からと決めてはいたけれど、もしかしたらあんな人やこんな人がいらっしゃるかもしれないから、31日までそのまま営業をしようかと思っていた。が、その気持ちもあっさり消滅。予定通り今日から三日間お休みします。
来年も厳しいであろう一年を覚悟しつつ、なるべく楽しい時間が増えるよう夢を見ながら新しい年を迎えようと思います。
今年も本当にお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を!!
年明けは2日10時半からOPENします!
年末年始の営業について
12月も半ば、あと2週間ちょっとになりましたね。
島もようやく冬らしくなってきました。
お店は 25日(金)、そして30日(水)~元旦(金)までの3日間 がお休みとなります。
※追記 25日の金曜日は営業いたします。
年明けは2日から例年と同じく通常通り(10時半~18時半)の営業となります。
コロナ禍ではありますが、万全の対策で皆様のご来店を心よりお待ちしております。
「お父さんがもう少し痩せててプロ野球選手だったらもっと愛せるのになぁ」
「そうね~。今の暮らしに不満はないけれど、もう少しお金に余裕があるといいなぁ」
来年の目標にします。。。
2020 11 26
特別な朝だ。毎年迎えているはずなのに、今年はとても特別に感じる。もしかして最後の?
なんて縁起でもないことを考えたりもする。
17歳の冬休みに郵便配達(年賀状の)アルバイトをして買ったギターが今も現役だ。
先日サッカー部の先輩、喜喜ランドの大野さんにリペア、メンテナンスしてもらった。フロントの音が出なくなり、それからボリュームやトーンのスイッチが回らなくなっていた。パーツをひとつずつ丁寧に外して、交換しなくてはならない部品は、苦労して探してもらい、取り替えていただいた。おかげであの頃と変わらず弾ける。58年ギブソンのレスポール・・・のコピーモデル79年grecoのレスポール。まがいものだけど僕にとっては本物より宝物。先輩からもジャパニーズビンテージ、いいギターだから大事にねとお墨付きをいただく。
朝からゆっくりお風呂につかり、一日何をしようか考える。休みではないので仕事をしながらだが、この特別な日に、僕はたくさん文章を書こうと思う。1980年に出たアルバムを片っ端から聴きながら。あ、ギターは弾かない多分(笑) 思いついたことを優先する性格、地道にこつこつ積み重ねることができないから一生ギターもうまくならない。「あれから40年も過ぎてしまったよ」と17歳の僕に手紙を書いてみたい。ドラえもんみたいにタイムマシーンに乗って机の中から手渡ししてみたいけれど、読まないだろうな。未来なんて知りたくない、余計なお節介だと言われるはず。
大丈夫、ちゃんと幸せに生きているから。
2020 11 19
11月も後半というのに暑い。我慢できなくはないが、冷房をつけて涼んでいる。
せっかく秋冬のおすすめ揃ってきたのに、洋服屋泣かせである。
国内の新型コロナの感染者数が過去最大を記録してるのに、なんだかゆるみっぱなしに見える。
あの春の自粛期間と今、この違いは何だろう。
世の中、コロナを受け入れつつ、普通の暮らしに戻るのを選択してしまったから仕方ないのか。
確かに、あれもダメ、これもダメは辛い。久々に集まって飲んだら、ほんと楽しかった。
人間は一人じゃ生きられない。家族と、そのほか友達や仲間がいてこその自分。
幸せを感じるのはそれを現実に体感できた時。コロナのせい(おかげ?)でより深くそれがわかったこともある。
しかし、元に戻るだけではダメだ。
余分なものは無くして、よりシンプルに、みんなが助け合い、競争するなら、お互いの為になるように。
他人を蹴落とし、自分だけが、自分の会社だけが利益を得るような、そうしないと生き残れないような世界、そんな考えが普通だ、当たり前だになっている世界。そんなのおかしい!!と多くの人が気づくべき。いや、気づいているのにそれに従うしかない世界。
国の政策って、こんなもんなのかなぁ。もっと知恵を絞って、新しい世界を切り開くチャンスなのに。
野球の練習のお迎えの帰り、車のなかでチビとの会話。
大きな病院の前を通りながら
「今、親もみんな大変だよなぁ。特に病院で働いてる人とかね」
つい、口を出てしまう。
「ふーん、そうなんだ。うちみたいなのんき、、、な仕事のひとも?」
チビはのんきと言ってしまってちょっとしまった!の顔になった。(のんき=暇な の意味だったと思うが子供なりに気を使ったかな)
「そうそう、うちはのんき!でものんきで楽しく生きられる世界が幸せなんだよ」
そう笑って言ってやった。
2020 09 28
もしもの話だが、僕が明日突然死んだとしても決して自殺だとは思わないで欲しい。
病気でなければ思いもかけぬ事故か誰かに殺されたのだ。家族や身近な人が疑われるのは困るけれど、簡単に自殺で済まされたくない。
芸能人や有名人じゃないから騒がれることはないが、自分の意志ではないのに、そう決めつけられるのは嫌だ。それこそ死んでも死にきれない。
と、相棒に伝えた。
だって僕は108歳が人間の寿命だと思っているし、それを目指している。途中ノストラダムスの予言のせいで36までかなと思ったこともあったが、今はやっと半分折り返したとこで、これからまだまだ頑張らなくてはいけない。体は衰えていくばかりだとしても、精神は成長していく。
ボケる事にも抗っていく。生きる気満々なのだ。
テレビや映画ではない現実の世界、毎朝目覚めるたびに新しく始まるまっさらな未知の世界。
その新しい朝を迎えるのは喜びでしかない。
2020 08 07
エアコンが頑張って室温を抑えている音と、となりの介護施設の庭の草刈機の音だけが聞こえる静かな夏の午後。こんな日は誰も動きたくないよなと、来店がない理由を考える。
子供の頃の夢は「大人になっても夏休みがありますように」という事。一週間の休みとかじゃなくて丸々40日間の夏休みだ。引退してしまえば叶わないこともない。ただ働かないと食べていけないから本当に夢の話だ。
お店を開けて働いてはいるが、暇でのんびりしてるから実際休んでいるのとそう変わらない。気分は夏休み。どこか遠くへ旅行しなくても、真っ青な海を眺めることができるし、もくもくと広がり、刻々と変化していく入道雲は見ていて飽きない。毎朝、子供と一緒にラジオ体操に行く。まだ眠くて目がぱっちり開かないけれど、朝日を避けた木陰で早朝の空気の匂いをかぐのは気持ちいい。また明日ねって手を振り、友達と別れて車に乗り込む頃には頭上でセミの合唱が始まっている。
子供が野球チームに入ったおかげで練習に付き合ったり、試合の応援に行ける。自分の子が試合に出ていなくても、先輩のお兄ちゃんたちのホコリまみれ、汗まみれ、悔し涙まで流して、ぐしゃぐしゃになった顔をみて胸を打たれる。純粋に熱くなって楽しめるなんて最高だ。
子供の頃に覚えたアイスコーヒーの味。砂糖がたっぷり入ったインスタントコーヒーをポットに入れて冷蔵庫に冷やしてあった。「飲みすぎると鼻血でるからね」と母親に脅かされながらそうっと冷蔵庫から出して飲むのが好きだった。昼間にこっそりビールを飲もうと冷蔵庫を開けるとき、ひんやりした空気と共に思い出す。
2020もちゃんと夏休みがやってきた。長い休みがなくても、その気分で過ごせばいい。宿題や課題も自分で勝手に作る。そして大人になった僕の特典は休みが終わる憂鬱さがもうないってことだ。
2020 04 29
幸い、休業要請の対象にもならず、店を開けることができている。
コロナウイルス拡大防止のために、より安全を期すためには休んだほうがいいのだろう。
スーパーのように食料品や日用品を扱っているわけではないから、それこそ不要不急だ。
奄美で感染が確認された翌日、普段通りに掃除をして開店準備を終えた店内で、これからどうすれば良いかと考えてるときにドアの向こうに人影が見えた。若い男性が一人、恐る恐るこちらを見ている。マスクをしていなかったからか、なんとなくぶらりと立ち寄った風にみえたからか、僕はとっさに窓越しにお断りしてしまった。「すみません、コロナの影響で休業してるんです」と。
「やっぱり、そうですよね」と帰っていく後ろ姿に、ものすごく後悔した。
わざわざ遠くから訪ねて来たのかもしれない。勝手な想像だが、例えば、今日が記念日か何かで大切な人へのプレゼントを探しにとか、ずっと気になってしまった。
自分が移ることも他人に移してしまうこともしっかり恐れて注意しないといけない。
だけど・・・
その後、いらした何組かのお客様とはお互いマスクをし、窓や入り口は開けたまま、きちんと距離をとってお話しをした。
嬉しそうにお買い物をする姿を少し離れた位置から眺め、幸せな気持ちになる。
だから尚更、少しでも残念な思いをさせてしまったお客様に対して本当に申し訳ない気持ちになる。
健全なお休み。
うちは5の倍数が定休日としつつも用事があって休まなければいけない日以外は営業しているので実質不定休です。
不要不急の外出や濃厚接触を避け、コロナの拡大を防ぐため、店を閉めなきゃいけない、開けていてもお客様はいらっしゃらないだろう。
頭でわかっていても心が落ち着かない。仮にお金の心配がなくても店を閉めることには抵抗があるのだ。
昨日は5の倍数20日で平日だったから休んでもいい、休もうと思えた。
家族で人のいない場所へ出かけた。基本、島は外なら密にならない場所はたくさんある。
青空の下、新鮮な空気を吸ってリフレッシュする。
自分のストレスよりも家族のストレスが気になる。
「おとうさん、うちお金大丈夫なの?100万円はある?」
小学校三年生に心配される。
「う、うん(笑)。それぐらいはあるよ」
銀行の融資のひとに通帳みせろと言われるような気分。
仮に100万あっても売り上げが0なら2か月しか持たない。決して贅沢な暮らしをしているわけではない。
うちは店の家賃はないが、事業資金としての借り入れがある。
せめてその分はしばらくの間支払いをストップし、通常営業に戻った際に支払いを続けるようにしていただけたらどんなにありがたいか。
店は密を避けるよう、窓を開け、マスクを着用し、消毒液を用意しています。
普段からお客様が重なるようなことは稀ですが、もしもその場合は入れ替えでお願いいたします。
充分距離をとってお話します。見えないウイルスに対しては正しく恐れますが、お客様を嫌うことは決してありません。
いつものようにたくさんお話したいのが本音です。
2020 04 12
何の自慢にもならないが、お金がないことには慣れている。
商売がそう簡単にはうまくいかないことも知っている。
会社員として給料をもらっていた時だって、売れないときの苦しみは何度も経験してきた。
コロナの影響で売り上げが落ちたと心配されるのはなにも飲食店や観光業だけじゃない。
ファッション業界(あえてこういわせてもらう)だって大変なのだ。もともとコロナがなくても不況だし。
まずは元気に生きていくこと。しっかり食べてゆっくり寝て健康で暮らすこと。
おしゃれは二の次、三の次だ。仕方ない。
着るもので気分が上がるのを知っている。
春になったら、夏になったら、秋になったら、冬になったらこんな服を着たい。街に出かけたい。海や山に遊びに行きたい!!
その思いが消えて無くなるなんてことがありませんように。
(これからの主流は部屋着になったりして。芸能人がインスタで投稿した服が可愛いーってなって通販で取り寄せるみたいな・・・)
それでもいい。部屋の中で着る服こそ着心地よくてリラックスできて、かわいいほうがいい。
おしゃれの熱はずっと冷めないでいてほしい。
2020 04 08
(表面的には)のんびり穏やかな一日。換気をするために窓を開け放ちたいが、どこかで燃やしているゴミが風に乗り、灰となって降ってくる。
腹立たしいがまさかここまで飛んでくるとは思っていないのだろうなと簡単に許す。仕方ない、まぁいいか。
対岸の火事のような気持で見ていたニュースがどんどん近づいてきて影響を受けまくる。
今までさんざんウエルカムだった観光客にどうか来ないでくださいと、そんなのんきに笑ってタバコ吸いながらウロチョロしないでくださいと思ってしまう。
頑張って働いてきたのはお金を稼ぐためだと、現実的にはお金が大事でしょ?と突き付けられ、このままでは1円も入ってこないので生活できない。どうか助けてくださいとなる。
人間は一人では生きていけない。寄り添い、助け合って生きていくものだ。きっとお金よりも大切なものがある。
しかし、もう近づいてはいけない。助けようとするものが巻き込まれる。(ここでゾンビはNGワードだろうな)
試されているのだろうか。人間に与えられた試練。
こうなるのでは?と予測ができても、こうなったらいいのになは、ならないだろうなにあっさり負けてしまう。
凝り固まった頭の大人たちよりも純粋な子供たちのほうが正解を知ってるような気がする。
