雨の一日。そんなに寒くない。
ずっと年末年始の営業をどうするか考えていた。
結果、例年通りにすることにした。
29日まで営業して30日~1日までが休み。2日からまた通常通り。
コロナに負けないように頑張ってきたつもりだったが、今年はいろいろと考えさせられた。
ものをたくさん作って売る、お金を増やさないと回らない世の中にうんざりする。
余ったら処分。保管しておくだけで経費が掛かるなんて・・・馬鹿らしい。
必要なものだけ作って、販売する。それ以上に稼ぐ必要はない。
僕らは生産する側ではないので仕入れを調整すればいいのだが、仕入れた商品の価値がメーカー側の勝手な都合で変わってしまっては困る。
生産から販売までひとつひとつ大切に扱ってほしい。
コロナで学んだことを活かして、何かいい方向に変わるものもあっていいはず。
それを模索しながらしぶとく店を続けていきたい。
2021 08 29
夏休みが残り一週間となった水曜日に今年初めて海に行った。
まともにまぶたが開けられないくらい眩しい風景が目の前に広がっている。
何にも考えず海に浮かぶ。飛行機が白い筋を空に描いていく。
そのまま時間を止めてしまいたくなる。子供は友達と遊べるのが最高に嬉しいらしく、はしゃぎまくっている。
それを見ているだけで僕ら大人も笑顔になる。いい休日だ。
お腹がすいたので、みんなでランチを食べに行った。小さい子供連れだったけれど、店員のお姉さんたちがとっても優しくしてくれて癒される。
その後、用事を済ませるために街にでるが、平日の昼間は人も車も少なく本当に静かだ。
このままがいいなぁ。
毎年、夏になって若者がたくさん押し寄せて、落ち着かないってのは困る。
コロナはもちろん収束してほしいけれど。
4日たった今日あたりからようやく日焼けが落ち着いてきた。
ずっと日々焼けっぱなしの生活だからと、気にせずに海パン一丁で入ったが、顔も背中も胸も真っ赤に焼けていて、特に風呂上りがピリピリして痛い。若い頃は夏の勲章のように翌日の後悔も我慢できたが、今は正直しんどい。これからボロボロ剥けていくのかしら。
2021 06 23
空気清浄機のアプリが示す奄美市の外の空気は「汚れている」だが、空は青く澄み風も爽やか。
布団を干し、ベッドのシーツも洗い、枕やクッション、ぬいぐるみまで庭のテーブルや椅子に並べる。シーツが風にそよぐ様子を眺めているだけで気分がいい。
子猫事件から3週間が過ぎた。かぼそい鳴き声は「おなかすいたよ~誰かたすけて~」に聞こえたから向かいの老人ホームのお姉さん、お兄さんがたまで巻き込んで捕獲をしたのに逃がしてしまった。
苦労して捕まえ、箱に入れて家に連れ帰ったのだが、狭くて怖いだろうなと、もっと大きな箱に引っ越しさせてあげようとしたら、そのすきに逃げた。窓は閉めてあるし家の中なら大丈夫だと思っていた。途中ドアにぶつかりながら浴室の前の洗濯機の裏へ。捕まえようと洗濯機をずらすと今度はすばやくリビングからキッチン、そして冷蔵庫の裏へと逃げ込んだ。小さく小さくなってひたすら身を隠すから、しばらく放っておいた。冷蔵庫の裏から姿が見えなくなったので開けておいた窓から出て行ったのかなと思っていたら数時間後にまた鳴き声がする。よーく見てみると冷蔵庫の奥まで入り込んでいる。挟まって動けなくなってるようだ。この黒いコンプレッサーって触れると熱いよな、と、急いでコンセントを抜く。が、すぐは冷めない。ずっと熱いままだ。このまま長く挟まっているとやけどするだろうし、弱って死んでしまうかもしれない。
だけどどうやっても取り出せない。こうなったら冷蔵庫を壊してでも助けるしかない。近くの電気配線工事屋さんに電話をして来てもらう。
「家電は扱ってないからあまり自信ないですけど・・・」と言いながらも手際よくコンプレッサーの配線を外し固定しているナットをゆるめて手前にずらした。すきまができたので子猫は自力で飛び出し、そのまま玄関から外に逃げた。挟まってるときは涙をにじませ、震えているようだったから元気に走り出した姿を見てホッとした。もうどこに行ってもいいよ、危険な家の中で死んじゃうより外で自由になったほうがいい。そう思った。あとから駆けつけてくれた猫好きの友人はちゃんと保護しないと車にひかれて死んじゃうよ!と言ってくれたが、もう捕まえる気にはなれなかった。ただおなかすいたら、うちに戻って来たらいいなと玄関にご飯だけ用意した。その子猫がたべたかどうかはわからないが、朝になるといつもきれいに無くなっていた。鳴き声も五日間くらいは聞こえていたけれど姿は見えなかった。大雨の日はどこにいるだろう、気にはなるが、またふらりとテラスに現れることを期待した。
先日、子どもの野球の帰りに、家から道路を渡った畑の用水路のそばでその子猫を見つけた。車を停めて近寄ったが、どこにもいない。隠れるのは得意になってしまったか。ともかく生きていた。よかった。その晩僕は子猫の夢を観た。大した内容ではなく親猫と兄弟と一緒に過ごす姿だった。夜中に目が覚めて考えた。もしも自分が猫に生まれ変わったらどうするか。人間のそばで安全に暮らすペットになるのか、それとも本能のままに野生の猫として生きるのか。出した答えはやっぱり「100万回生きた猫」と同じだ。僕はいつでも追いかけていたい。
2021 06 18
雨、晴れ、雨。日替わりのお天気。毎日雨が降ったり、毎日晴れの日が続くより半々のほうがいいかも。庭の植物に水をやらなくてもいいもんね。午前と午後で天気が変わるのは困ることが多い。日中晴れで夜中だけ雨が降るのならまぁ問題ない。ただし翌朝のグラウンドコンディションに影響しない程度に。毎日、日記を書いて残しておくのは良いことだ。けれど公開できることと、できないことがある。非公開のほうがなんでも正直に書けるが、誰かに読んでもらいたい気持ちもある。喜べることと残念なこと、大体半分くらいなのかなぁ。お金があるけど○○がないよりも、お金はないけれど○○があるのほうが断然良い。両方あったら最高なのは知ってるが、なにしろ半々なのだ。リスクはあるが、オリンピックを楽しみたい。ウィルスの脅威とも戦いつつ、世界中が熱狂する祭典をやっぱり観てみたい。正々堂々と戦い、金がないところを金があるところが助ける。世界中が協力すれば新しくて正しい未来の扉が開くはず。
親バカ
週のまんなか、水曜日である。
晴れたり降ったり曇ったり大雨だったり暑かったり寒かったりの日々の中、二日続けてお酒を飲み昼寝もした。だからなんとなくふわふわした気持ちのままだ。月末であり年度末でもある今日、今月もなんとか乗り越えたなぁという安堵感もある。
こないだの土曜日は雨で一週持ち越しになった少年野球の大会があった。
まさかまさかで、優勝してしまった。
去年の夏の大会、初めてピンチランナーで出場した際、市民球場の電光掲示板に名前が載っただけでも喜んでいたチビがスタメン出場を果たす。
が、守備も攻撃もまだまだ。全体的にチーム力も相手に劣るだろうと期待はしていなかった。せめてボロ負けしなければいいなと。
しかし1点を争う好ゲームを制して勝ったのだ。最後の最後までハラハラドキドキの試合。見守るのが精いっぱいでビデオを撮る余裕はなかったが、ありがたいことにチームメイトのお母さんが歓喜の瞬間を撮ってくれていた。許可をもらいYouTubeにアップロードした。
「一度ボール落としたのに、拾って投げるまでが早かったなぁー。よく頑張った!」
「なんかわからないけれど白い服着たおじさん?がすぐ拾って僕にボールを渡したんだよ。」
!!
・・・・・・グラウンドにそんな人いるわけないよな。
バカボンのパパみたいな恰好なら死んだうちの親父かもなぁ。。。
信じないよね?
2021 03 22
風がものすごく冷たい。何日か前に28度もあって夜も掛布団をはいで寝てたのに、また冬のように寒い。
3月の奄美、こんなだったっけ?
昨日は待ちに待った大滝詠一のサブスク配信解禁日。朝からどっぷり浸かっている。
同じく大滝ファンでいらしたお客様とお店で盛り上がる。
ロンバケから40周年、全然古臭くない。ひとつも色褪せない。青春時代からずっと思い出したように聴いてきて、そのたび心が満たされる。
幸せだ。
19日が愛猫の命日だったと今日気づいた。去年の今頃の写真がgoogle photoで出てきたからだ。
びっくりした。もう一年も経ったのかと。正直、長くても3か月くらいしか経ってないような感覚だった。
この一年がどこにも行けず、たんたんと過ぎたせいかもしれないが、ポポはまだ生きていて、いつもそばにいるような気がしてならない。会いたいなぁと無性に思うことはあったが、今この瞬間も店の前をとことこ歩いていたり、クローゼットに隠れていたり、飯くれーって友達連れて帰ってきたりするんじゃないかと思ってしまう。
心に棲みついているものは、そう簡単には消えてなくならない。時間は関係ない。永遠なんだと思う。
今週土日の営業時間は午後2時からの予定です。
雨で中止になるかもですが、今度の土日は午前中、少年野球の応援の為、午後2時からOPEN いたします。
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。
※追記 21日 日曜日は通常通り営業いたします。
2021 03 13
先週の水曜だったと思うからもう10日も経っているのにまだ痛い。
まさかあんなところに鎖が張られているとは思いもしなかった。真っ暗な道を小走りで走って行って、まずスネからモモ、そして腹を滑って最後に胸(肋骨の下あたり)でひっかかって体が宙に止まった。マイケルジャクソンのスムーズクリミナル状態。
一瞬、何が起きたのかわからなかった。痛みはあったが見た目はどこもケガしてない・・・ように思えた。自分の体よりもズボンのポケットに入れていたスマホの安否を心配したぐらい。しかし寝るときに寝返りが打つことが出来ない。咳やくしゃみをしても、ものすごく痛い。それでもほおっておけば治るかと思ったが、今日、大笑いをしたらめっちゃ痛かった。楽しいのに痛い、結構つらい。もう歳だから治るのが遅いだけ?様子見で正解?なのかどうかわからないが、心配ならとっとと検査を受けたらいいだけの話なのになんか怖くていけない。
間違いだらけの世の中
ずっと休まず働かなければ食べていけない。家賃や借金が払えない。そもそもそこが大きな間違いなのだ。
これから先、コロナじゃなくても、もっと感染力の強いウイルスの脅威に晒されたときに、さぁ、国民全員一斉にお休みしましょう(もちろん医療従事者など休めない方々もいらっしゃるが、その方たちのためにも)と自然に足並みをそろえて外出を控えることがスムーズにできるようにしないといけない。
お金のために働く必要はない。お金を稼ぐことに執着するよりも、幸せな時間を増やし、楽しむことのほうが大事。
無駄な仕事のために毎日ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に揺られ、会社に長い時間拘束されるのは馬鹿らしい。
人に会う、仲間に会うのは楽しくなければ意味がない。目的がお金のためでなく、人を喜ばせることになれば、ちょっと苦しい時でもともに我慢し頑張ることができるはず。
2021 02 12
どんよりとした曇り空で風がぴゅーぴゅー吹いている。真冬のような一日だ。2月は三寒四温でお日様が出ると暖かく半袖でも過ごせたりもするが、今日は重ね着した上にマフラーも巻いている。昨日もせっかくの祭日だというのに雨で、人の動きは止まったように感じた。たとえ天気が良くてもコロナのせいで変わらないのかもしれないが。僕が店にいる間、母親と子供は家の中で一緒に遊んでいたが、子供は急に寂しくなったようで、友達に会えなくてつまらないと言った。学校にバレーに野球にと毎日が忙しいくらいがちょうどよい。約束しなくても人と触れ合える環境にいるのが、幸せなのだ。人づきあいがあまり得意でない僕でもそう思う。コロナ禍の中、考えさせられることはたくさんある。何のために働くのか?心が喜ぶ瞬間って何だろう?多くの人と楽しい時間を共有するのがどれだけ大切か。成長した子供たちが、今の世の中を振り返った時に、どれだけ間違いだらけだったか笑い話にしてくれるといいな。