奄美はひとつの大きなシマ

昨日の雨はあれからどんどん激しくなって図書館に行く途中の道路は滝のようになっていて、また台風で地盤がゆるくなっていたり、新潟のように地震の被災地などでは大変なのにと優しいと書いたことをちょっと後悔した。でもその雨が落ち着くと空気は澄み、気温も10度くらい下がったみたいで本当に過ごしやすくなった。昨夜も布団を掛けてぐっすり眠ることができた。昨日、愛知からラスティックハウスのKさんがご家族で遊びに来られた。そのままカケロマに行かれるそうで明日は晴れますよと送り出したが今のところ曇り空でまた雨の予感。まだ三日あるので真っ青な空、海もきっと体験できるはず。入れ替わるように大阪からのお客様(こちらはくるみの木の石村さんのお知り合いでわざわざ場所を調べて探してきていただいた)が瀬戸内町経由でご来店。ちょうどそのときにいらしたもう一組のお客様も瀬戸内町からで、そのあとにもまたお一人いらっしゃった。地図を見ると分かるのだがうちの店があるのは奄美の東の端でずっと南の端の瀬戸内の海まで見渡すことができる。車で3時間近くかかるのに本当にありがたく素直に嬉しい。
よくされる質問「なんでこんなところでお店を?」にいつも僕が答えるのは「海の近くだからです」だが、商売をするならもっと人が集まる場所、目立つところでやらないとダメだよと意見をいただくことも多い。
お店を移転したときから今まで、僕は遠くなってもお客さまに来ていただけるから大丈夫なんだと思いあがっていて、実はお客様に不便を掛けてしまってまで自分の勝手な思いで好きな場所に店を出したということを考えていなかった。
なかなか簡単に行けなくなったと聞くたびに申し訳なく思う。
それでも一箇所に集中して店がある必要はないと僕は思う。
大きなシマのいろんなところにおいしいカフェやレストランがあっていつでもおいしいコーヒーが飲めたり、公園の近くにうまい焼き鳥屋があってビール片手に花見ができたり、こうして海のそばなのに服屋があって海からあがってそのまま新しいTシャツに着替えたり(都合いい)するのが楽しいのだ。
いつか、ここに洋服屋があって良かったとお客様にも感じてもらえるように頑張るしかない。一年ここで生活して見えてきたことも多い。
まだまだシマに足らないもの必要なものはたくさんあるが、あせらずじっくりとまずは自分の足元から。
あ、今日は水曜ですがお店営業してます。
台風で金曜にお休みしたので・・
是非遊びに来てください!
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