Netflix で「阿修羅のごとく」を観ている。4話で終わったかと思ったらまだ3話残っていた。1979年のドラマと同じように二部構成みたいだ。と言っても僕は1979年に観た事はない。新しいドラマとして見始めたが原作向田邦子と出たので調べてみて分かった。昭和の空気感はあるがキャストが今の人たちなので、また違った趣きがある。家の電話が鳴るシーンが印象的で携帯やスマホが必須の近代ドラマと大きく異なる点が面白い。実際、当時のドラマとして観た「岸辺のアルバム」も電話が重要だった。スマホは電話というよりも文字のメッセージのやりとりが中心だから声ではなく、画面を映し出す。観ているこちらはなんて書いてあるか眼を凝らさないといけない。今の生活がそうだからそっちのほうが自然なんだけど、実際声を聴くよりもメッセージの方が嬉しかったりするし、文章は残るからねー。電話に出れないとかすれ違いとか離れている事の不安だとか昔の方がドラマとして描きやすかったかも。