昨晩20時半にベッドに入り、起きたのが6時半。なんと10時間も寝れた。いつもなら3時ころに目が覚めてしまってもおかしくないのに、トイレをもよおすこともなく朝までぐっすり眠れたことにびっくり。それぐらい珍しいことだ。
長時間寝れないのは歳をとった証拠だといわれて、仕方ないとあきらめていたが、なんだ寝れるじゃんか。不眠の原因になる悩みや不安はたくさんある。だけどそれよりも夢や希望のほうがはるかにたくさんあるのだ。毎日わくわくする気持ちで目覚め一日一日を楽しみ味わいながら生きていくのが理想だ。
昨日、冷蔵庫に置き去りにされていた実家の母にもらった安い栄養ドリンクを一本のんだら、何だか無性にやる気がでて、店の模様替えを始めた。大体気まぐれで始めてしまうと、「やっぱり前のほうが良かったな」などと、すぐに配置をもとに戻してしまったりするので、(せっかく動かしたのに!と)相棒に文句を言われる前に一人でこっそりやるのだが、今回は途中で見つかってしまったので「お、ちょうどよかった。そこ持ってくれる?」と調子よく手伝わせた。「このラックはここで、もう少し短いバーに変えた方がよくない?」なんて意見にも普段なら「いや、ちょっと黙ってて」なんて言ってしまうのだが、素直に取り入れる。結果、とてもいい感じに模様替えができた。
実は僕の理想は叔父の経営する「高千穂理容室」だ。
あとここに本棚があって毎週新しい雑誌や漫画が届くといいなぁと夢想する。
生業として選んだのが服やなので毎回仕入れては売るを繰り返し、毎月の予算、年間の予算を追いかけることを続けてきたけれど、好きなものが並んだお店でお客さんとゆっくりおしゃべりして楽しみを共有できれば別に服じゃなくてもいい。
僕は店の空間が好きなのだ。
床屋のおじさんの空間はとてもいい。そういう場所を持ち続けるおじさんを尊敬するし、そうありたいと願う。