有川浩の「旅猫リポート」を読む。
僕はどちらかというと犬派だが、猫も嫌いじゃない。
家の周りにいつもいたノラ猫たちを想い出しながら読んだ。
グレやシマ吉、そしてグレが産んだ子猫たち。
僕はいままで一度もちゃんと猫を飼ったことが無い。
だから本物の猫好きの人たちに比べたら猫への想いは薄っぺらいかもしれない。
僕の周りには猫が大好きな友達がたくさんいる。そんな本物の猫飼いの人たちにも是非読んでもらいたい。もしかしたら、うちの相棒(この呼び方もこの本を読みながら久しぶりに思いだした)みたいに本を読むのが苦手な人もいるかもしれないから、代わりに僕が丸ごと一冊朗読してもいい。それぐらい読後の清々しさは気持ち良く、みんなに分けてあげたくなった。今TVでやってる同じ有川浩原作のドラマ「空飛ぶ広報室」も毎回感動させられる。毎週欠かさず観てるのは、決して新垣結衣が目当てではなく、いいおじさんになった柴田恭兵が観たいからだ。セリフがいい。本の良さはドラマや映画になってもちゃんと伝わってくる。やっぱり本物のストーリーテラーなんだなぁと思う。