おひさまのあたるところ

夜中にたくさん泣いて朝起きたら久々に外が明るかった。
太陽が部屋中を明るくして窓の外の景色も青空と白い雲の平和な風景。
ふと思いついて東側の窓の下に寝転んでみる。
真正面に太陽がいて緑の隙間からきらきらとまぶしく光る。
目を閉じてもその明るい光は消えることなく瞼の裏を赤く染めて体中に広がった。
すごくあたたかくて気持ちよくて固くなった悲しい気持ちも少しずつほどけていく気がした。
なぜオンがいつもここにいたのかがよくわかった。