夏の一日

夏休みも明日で終り。店が休みの今日は朝から気持ちよく晴れ、のんびりと過ごす。いつも返却日ぎりぎりまで借りてしまう図書館の本だけど、早く続きが読みたくて(途中のままだと他の本を読んでいても集中できない)まだ借りた本全部を読み終えてなかったが返しに行く。しかし、お目当ての1Q84の2と3は無く、係の人に尋ねたら、今貸し出し中だけど、予約を入れることができるというのでお願いした。おかげで戻ってきたらすぐ借りれるようになった。小さな公民館図書の特典。普段から人がいなくて静かでゆっくり本を選ぶことができる。古い本や貴重な島の資料などに混ざってちゃんと新しい本も並んでいる。いつもほとんど人がいないから、今日も貸し切りだと思っていたら、テーブルの上にノートや参考書らしきものが広げてあった。夏休みが終わる寸前、女の子の友達同士(勝手な想像で)涼しいところで宿題でもしてるのかなと思っていたら、棚の奥からでてきたのは背の高い男の子と小さな女の子の高校生のカップルだった。そうだ、ここならゆっくりデートできるよなぁ。うんうん穴場だ。邪魔して悪かったかな。並んで自転車で帰っていく姿も可愛かった。帰りに北斗で玄米クリームパンを買い、郵便局によったら、夢元さんにばったり会った。気になっていた夕方のLIVEの情報を得る。昼前に家に戻り、アサリたっぷりのパスタを食べ、缶のソルティドッグらしきものを一本飲んだらすぐ眠くなって2時間くらい昼寝した。LIVEに行く前にゴーヤたっぷり夏野菜カレーを食べる。LIVEはパイプオルガンとシマ唄のハーモニー。パイプオルガンは本物のパイプではなく機械を通して様々なパイプを通した音が再現できる特製のオルガンだった。野外なので音に包まれるような迫力はなかったが、本物の鳥の鳴き声や波の音とも調和して素晴らしかった。iphoneでLIVE中継を試みたけれどあとで観てみたら風の音がうるさくて駄目だった。やはり生で味わうのが一番。六調のときに夢元さんが飛び出してきてひとりで踊る。いや、横をみたら屋台のパラソルのしたで紅さんも一緒に踊っていた。二人、目を合わせて嬉しそうに。本当に上手だった。これも島のなんでもない日常で実は贅沢な日々の一部。