全力疾走

風が気持ちいい。坊主頭にぶつかって空気が流線形に後ろに流れていく。太陽の光もやわらかくて、真夏のようにじりじりしない。緑もみんな嬉しそうにきらきらしている。5月の最後にいちばんいいお天気がやってきた。梅雨だから雨も降らなくては困るけれど、じとっと空気が重たいあの感じは全てが滞る感じがして、ちょっと気分も沈む。ルーティンのように変わり映えしない毎日だから天気が良いだけでも嬉しくなる。
昨日、「どうせ負けるんでしょ?」と言われながらも「そうだ。だけどサッカーは何が起こるか分からないよ。奇跡の瞬間を観たいんだ」って、ビール片手にTVの前に陣取る。本当に久々にどきどきしながら観ることができた。残念ながら勝てなかったけど、奇跡は本番にとっておいたほうがいい。