天国の扉

朝日は新しい一日の始まりを告げ、夕日は一日の終わりを告げる。そして僕たちは死んだように寝てまた新しい一日を迎える。今日、朝の散歩で岩の上におじさんが一人で座ってじっと朝日を眺めているのを見た。手を合わせ何か真剣に祈りをささげているように見えたのだが、岩から降りてきたおじさんは写真を撮りにきたんだと言った。夜、BSフジで映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(2月7日(土) 14:00~15:55再放送します!) を観た。「天国では海の話がもっぱら共通の話題で、真っ赤に燃えていた太陽がやがて海に静かに溶け入る瞬間の美しさを語り合う・・」というようなセリフがあって、そうだ、それなら複雑な思い出なんかいらない。人間も犬も猫もみんな同じ景色を眺めて生きた証だからと納得した。