ロングバケーション

「音楽がある星に産まれて良かったー!!」なんて織田裕二ばりに叫びたくなるくらいに好きなくせにCDをほとんど買わなくなってしまった。きっとレコードの時代のままだったら部屋の床が抜けるくらいたまってたと思うけれど。だからせっかく例のボーズが届いてもあまり活躍しない。音は十分満足しているが興奮して鳥肌がたつほどの中身を持っていないのだ。すぐに飽きてしまうからとCDを買わずに聴きたい曲だけダウンロードするか、古いものや邦楽ならばレンタルで済ませてしまう。夕方ふと鼻歌のように口ずさみ、何で今この曲?と思いながらネットで調べてツタヤで借りてきたのが大瀧詠一のロングバケーション。高校の頃にでたアルバムでそのときは甘すぎて実はあまり好きではなかった。ただ、ほかの流行の音楽とはあきらかに違うなとは感じていたが、聴きこむほどではなかった。文化祭の予選(見事に落ちました)で二郎が歌った「恋するカレン」も思い出深いけれど、僕が一番好きなのは「さらばシベリア鉄道」。なんて優しい声なんだろうと思う。そしてあの声の裏返しかたはきっと誰も真似できないな。
natunoyugure