春霞というのだろうか。晴れているがなんだか真っ白だ。くしゃみを連発して耳が痒く、のどもいがっらっぽいし、目のふちも痒い。花粉症復活か? お客さんに「猫も飼っているのですか?」と聞かれて「いや、この子たちはノラなんですよ」と答えているけれど、餌をあげて散歩も連れて行く(勝手についてくるのだけれど)から飼っているといったほうがいいのかもしれない。グレが産んだ四匹の子猫のうち一番器量の良かったシマシマーチはある日突然いなくなり、残された三匹(オス2、メス1)とグレはいつまで一緒にいるのかと思ってみていたらグレの発情期に見慣れないオス猫が入れかわり立ちかわり現れるようになり、さすがに昼間から縁の下で交尾していたのには困り、当たらないように近くに石を投げたらそれからグレもぱったり姿を見せなくなった。今までは時期が来ると子猫を何処かに連れて行き、自分だけ戻ってくるのがパターンだったのに、今回は子猫を残して自分が去っていってしまった。そのまだ産まれて6ヶ月の小さい子猫に、世の中にこんな恐ろしい顔の猫がいるのかと思うほどブサイクなじゃじゃ丸や茶トラやミルキーが夜這いにやってきた。避妊手術をしたり家に閉じ込めたりしていないので、いつかはと思っていたが、まだ本当に小さいし、声もか細く、いつまでも兄妹で仲良くしていてほしいと思っていたのに・・・やっぱり春はやっかいだ。木々が新芽を伸ばしたり、虫がうようよと出てくるように自然が動き出すと僕らも動物も生き物はみんなこちょこちょとどこかをくすぐられて落ち着かなくなるのかもしれない。
※写真は記事とは全く関係ありません