車のエンジンを掛けた途端、オートのボタンがオンになったままのエアコンから全力で風が噴き出した。慌てて止めて窓を開ける。朝から晴れて車内の温度は真夏のそれだ。走り出すと外から心地よい風が入ってくる。本格的な夏が来る前のこの初夏というか小さな夏が予告編のようで嬉しい。世の中的には年々暑さを増す夏が恐怖に変わってきたりしているが、個人的には怖いのは台風くらいでじりじりと熱い夏、太陽の眩しい夏は大好き!、、、なはずだったが歳を取って日焼け跡がそのままシミになったりしている。若い頃よく母親に「そんなに日焼けして皮膚がんになるよ!」と脅かされたが、本当にそれかもとちょっと心配な跡もある。