2021 06 23

空気清浄機のアプリが示す奄美市の外の空気は「汚れている」だが、空は青く澄み風も爽やか。
布団を干し、ベッドのシーツも洗い、枕やクッション、ぬいぐるみまで庭のテーブルや椅子に並べる。シーツが風にそよぐ様子を眺めているだけで気分がいい。
子猫事件から3週間が過ぎた。かぼそい鳴き声は「おなかすいたよ~誰かたすけて~」に聞こえたから向かいの老人ホームのお姉さん、お兄さんがたまで巻き込んで捕獲をしたのに逃がしてしまった。
苦労して捕まえ、箱に入れて家に連れ帰ったのだが、狭くて怖いだろうなと、もっと大きな箱に引っ越しさせてあげようとしたら、そのすきに逃げた。窓は閉めてあるし家の中なら大丈夫だと思っていた。途中ドアにぶつかりながら浴室の前の洗濯機の裏へ。捕まえようと洗濯機をずらすと今度はすばやくリビングからキッチン、そして冷蔵庫の裏へと逃げ込んだ。小さく小さくなってひたすら身を隠すから、しばらく放っておいた。冷蔵庫の裏から姿が見えなくなったので開けておいた窓から出て行ったのかなと思っていたら数時間後にまた鳴き声がする。よーく見てみると冷蔵庫の奥まで入り込んでいる。挟まって動けなくなってるようだ。この黒いコンプレッサーって触れると熱いよな、と、急いでコンセントを抜く。が、すぐは冷めない。ずっと熱いままだ。このまま長く挟まっているとやけどするだろうし、弱って死んでしまうかもしれない。
だけどどうやっても取り出せない。こうなったら冷蔵庫を壊してでも助けるしかない。近くの電気配線工事屋さんに電話をして来てもらう。
「家電は扱ってないからあまり自信ないですけど・・・」と言いながらも手際よくコンプレッサーの配線を外し固定しているナットをゆるめて手前にずらした。すきまができたので子猫は自力で飛び出し、そのまま玄関から外に逃げた。挟まってるときは涙をにじませ、震えているようだったから元気に走り出した姿を見てホッとした。もうどこに行ってもいいよ、危険な家の中で死んじゃうより外で自由になったほうがいい。そう思った。あとから駆けつけてくれた猫好きの友人はちゃんと保護しないと車にひかれて死んじゃうよ!と言ってくれたが、もう捕まえる気にはなれなかった。ただおなかすいたら、うちに戻って来たらいいなと玄関にご飯だけ用意した。その子猫がたべたかどうかはわからないが、朝になるといつもきれいに無くなっていた。鳴き声も五日間くらいは聞こえていたけれど姿は見えなかった。大雨の日はどこにいるだろう、気にはなるが、またふらりとテラスに現れることを期待した。
先日、子どもの野球の帰りに、家から道路を渡った畑の用水路のそばでその子猫を見つけた。車を停めて近寄ったが、どこにもいない。隠れるのは得意になってしまったか。ともかく生きていた。よかった。その晩僕は子猫の夢を観た。大した内容ではなく親猫と兄弟と一緒に過ごす姿だった。夜中に目が覚めて考えた。もしも自分が猫に生まれ変わったらどうするか。人間のそばで安全に暮らすペットになるのか、それとも本能のままに野生の猫として生きるのか。出した答えはやっぱり「100万回生きた猫」と同じだ。僕はいつでも追いかけていたい。

2021 06 18

雨、晴れ、雨。日替わりのお天気。毎日雨が降ったり、毎日晴れの日が続くより半々のほうがいいかも。庭の植物に水をやらなくてもいいもんね。午前と午後で天気が変わるのは困ることが多い。日中晴れで夜中だけ雨が降るのならまぁ問題ない。ただし翌朝のグラウンドコンディションに影響しない程度に。毎日、日記を書いて残しておくのは良いことだ。けれど公開できることと、できないことがある。非公開のほうがなんでも正直に書けるが、誰かに読んでもらいたい気持ちもある。喜べることと残念なこと、大体半分くらいなのかなぁ。お金があるけど○○がないよりも、お金はないけれど○○があるのほうが断然良い。両方あったら最高なのは知ってるが、なにしろ半々なのだ。リスクはあるが、オリンピックを楽しみたい。ウィルスの脅威とも戦いつつ、世界中が熱狂する祭典をやっぱり観てみたい。正々堂々と戦い、金がないところを金があるところが助ける。世界中が協力すれば新しくて正しい未来の扉が開くはず。