間違いだらけの世の中

ずっと休まず働かなければ食べていけない。家賃や借金が払えない。そもそもそこが大きな間違いなのだ。
これから先、コロナじゃなくても、もっと感染力の強いウイルスの脅威に晒されたときに、さぁ、国民全員一斉にお休みしましょう(もちろん医療従事者など休めない方々もいらっしゃるが、その方たちのためにも)と自然に足並みをそろえて外出を控えることがスムーズにできるようにしないといけない。
お金のために働く必要はない。お金を稼ぐことに執着するよりも、幸せな時間を増やし、楽しむことのほうが大事。
無駄な仕事のために毎日ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に揺られ、会社に長い時間拘束されるのは馬鹿らしい。
人に会う、仲間に会うのは楽しくなければ意味がない。目的がお金のためでなく、人を喜ばせることになれば、ちょっと苦しい時でもともに我慢し頑張ることができるはず。

2021 02 12

どんよりとした曇り空で風がぴゅーぴゅー吹いている。真冬のような一日だ。2月は三寒四温でお日様が出ると暖かく半袖でも過ごせたりもするが、今日は重ね着した上にマフラーも巻いている。昨日もせっかくの祭日だというのに雨で、人の動きは止まったように感じた。たとえ天気が良くてもコロナのせいで変わらないのかもしれないが。僕が店にいる間、母親と子供は家の中で一緒に遊んでいたが、子供は急に寂しくなったようで、友達に会えなくてつまらないと言った。学校にバレーに野球にと毎日が忙しいくらいがちょうどよい。約束しなくても人と触れ合える環境にいるのが、幸せなのだ。人づきあいがあまり得意でない僕でもそう思う。コロナ禍の中、考えさせられることはたくさんある。何のために働くのか?心が喜ぶ瞬間って何だろう?多くの人と楽しい時間を共有するのがどれだけ大切か。成長した子供たちが、今の世の中を振り返った時に、どれだけ間違いだらけだったか笑い話にしてくれるといいな。