特別な朝だ。毎年迎えているはずなのに、今年はとても特別に感じる。もしかして最後の?
なんて縁起でもないことを考えたりもする。
17歳の冬休みに郵便配達(年賀状の)アルバイトをして買ったギターが今も現役だ。
先日サッカー部の先輩、喜喜ランドの大野さんにリペア、メンテナンスしてもらった。フロントの音が出なくなり、それからボリュームやトーンのスイッチが回らなくなっていた。パーツをひとつずつ丁寧に外して、交換しなくてはならない部品は、苦労して探してもらい、取り替えていただいた。おかげであの頃と変わらず弾ける。58年ギブソンのレスポール・・・のコピーモデル79年grecoのレスポール。まがいものだけど僕にとっては本物より宝物。先輩からもジャパニーズビンテージ、いいギターだから大事にねとお墨付きをいただく。
朝からゆっくりお風呂につかり、一日何をしようか考える。休みではないので仕事をしながらだが、この特別な日に、僕はたくさん文章を書こうと思う。1980年に出たアルバムを片っ端から聴きながら。あ、ギターは弾かない多分(笑) 思いついたことを優先する性格、地道にこつこつ積み重ねることができないから一生ギターもうまくならない。「あれから40年も過ぎてしまったよ」と17歳の僕に手紙を書いてみたい。ドラえもんみたいにタイムマシーンに乗って机の中から手渡ししてみたいけれど、読まないだろうな。未来なんて知りたくない、余計なお節介だと言われるはず。
大丈夫、ちゃんと幸せに生きているから。
2020 11 19
11月も後半というのに暑い。我慢できなくはないが、冷房をつけて涼んでいる。
せっかく秋冬のおすすめ揃ってきたのに、洋服屋泣かせである。
国内の新型コロナの感染者数が過去最大を記録してるのに、なんだかゆるみっぱなしに見える。
あの春の自粛期間と今、この違いは何だろう。
世の中、コロナを受け入れつつ、普通の暮らしに戻るのを選択してしまったから仕方ないのか。
確かに、あれもダメ、これもダメは辛い。久々に集まって飲んだら、ほんと楽しかった。
人間は一人じゃ生きられない。家族と、そのほか友達や仲間がいてこその自分。
幸せを感じるのはそれを現実に体感できた時。コロナのせい(おかげ?)でより深くそれがわかったこともある。
しかし、元に戻るだけではダメだ。
余分なものは無くして、よりシンプルに、みんなが助け合い、競争するなら、お互いの為になるように。
他人を蹴落とし、自分だけが、自分の会社だけが利益を得るような、そうしないと生き残れないような世界、そんな考えが普通だ、当たり前だになっている世界。そんなのおかしい!!と多くの人が気づくべき。いや、気づいているのにそれに従うしかない世界。
国の政策って、こんなもんなのかなぁ。もっと知恵を絞って、新しい世界を切り開くチャンスなのに。
野球の練習のお迎えの帰り、車のなかでチビとの会話。
大きな病院の前を通りながら
「今、親もみんな大変だよなぁ。特に病院で働いてる人とかね」
つい、口を出てしまう。
「ふーん、そうなんだ。うちみたいなのんき、、、な仕事のひとも?」
チビはのんきと言ってしまってちょっとしまった!の顔になった。(のんき=暇な の意味だったと思うが子供なりに気を使ったかな)
「そうそう、うちはのんき!でものんきで楽しく生きられる世界が幸せなんだよ」
そう笑って言ってやった。