一月最後の日、陽射しはあるが風が強く洗濯物は家の中。
出張から帰ってちょうど一週間が過ぎた。都心は雪が降るかもとニュースで言ってた。
店内は新しく入荷した春物と定番商品と冬物が少し混ざり合っている。
中二日の出張はなるべく荷物を少なくするために着替えは下着とインナーのみ、トップスとボトムスはずっと同じものだった。
「それ、相当気に入ってますよね」といつもおんなじ物を着ていくので取引先さんに笑われる。
確かに気に入ってるけれど、寒い時に着るアイテムを他に持っていない。だからワンパターンだ。
せめてシャツを持ってくれば良かったが、同じ色の長袖のニットをカットソーに着替えただけでは毎日同じ格好してたのと変わらない。
さすがに自分で飽きた。うんざりした。旅だからと我慢したが、楽しくない。やっぱりその日の気分にあった服を着て出かけたい。
どこで何をするのか目的に合う格好が一番いい。街ははなやかでおしゃれを楽しむところだ。ランチを食べるにもお茶を飲むにも映画を観るのもその日の気分に合った服を着て出かけたい。洋服が欲しいと思うのはやっぱりこういう時なんだと思った。
2019 01 27
公開前からずっと観たくて仕方なかった映画「ボヘミアンラプソディ」をようやく観れた。
想像以上に素晴らしかったが、泣くほどではないし、一度観たら充分、リピートはしない・・・と、思っていた。
でも二日たち、三日たちで頭のなかはQUEENの音楽でいっぱいになる。あまり眠れずに滞在中のホテルで夜中にspotifyでアルバムを聴く。
移動中の電車の中でも飛行機でも。家に帰ってからはテレビの画面でLIVE AIDの本物の映像を観たら涙が出た。次回の出張3月まで上映してたら絶対もう一度観ようと思った(笑)
バンドなど音楽をやっている子が多かった僕の通っていた学校でも、QUEENはなんとなくミーハーな女子受けするバンドのイメージがあり、まぁいろいろ聴くけれどQUEENも聴いてたよって子が多かった。僕は中3で初めて「世界に捧ぐ」を聴いてから、アルバムを全部さかのぼりどっぷりとそればかり毎日聴いていて、気が付けばいつも脳内BGMはQUEENという筋金入りのミーハーだった。ギターもLIVE KILLERSのバンドスコアを買いひたすらコピーした。ピックの変わりにアタックが強くなるよう一円玉で弾いてみたり。メロディは自然と覚えるが歌詞は適当に覚えたはずなのにいつの間にか正しく理解していたりする。スピードラーニング間違ってないかも。シンプルな歌詞だがその意味は実はとても深く、大人になった今こそ理解できる。心に染みる。だからもう一度・・・になるわけだ。幅広い世代に受けてるみたいだけれど、リアルタイムにアルバムを聴いていた僕ら世代にはドンピシャ。またあらたな感動を呼び覚ましてくれるたまらなく胸アツな映画。
2019 01 15
5時に目が覚める。録画した「いだてん」を観て6時半になっても外はまだ暗い。
散歩をせがむ犬をなだめながらテラスにでると星がきれいに光っている。名瀬に行かないでここでずっと過ごそうと決めた理由のひとつでもある。毎日繰り返す日々で同じ風景に飽き飽きするか、それとも同じ時間でも見える景色は違う、温度もにおいも毎日違う「今」があると楽しめるか。一日一日を味わうように楽しみたいと思ったからだ。
うちのチビはとても寂しがり屋だ。正月に神奈川の実家で過ごした、祖父と祖母、いとこたちとのにぎやかな時間の反動でめそめそ泣いた。でもそのさみしい気持ちがとっても大事なんだ。だから人に会うと嬉しくなる。優しい気持ちになれる。一人が嫌で馴れ合いつるんでしまうとその寂しさはごまかされてしまう。朝の澄み切った風景を眺めながら田舎暮らしのありがたさを思う。
2019年 ご挨拶
あけましておめでとうございます!
昨日はこの時期の奄美では珍しく気持ちのいい晴天だったけれど、夜から降り出した雨が今も降り続いている。
新しい年はこの地であらためて洋服屋として日々楽しみながら淡々と過ごしていきたいと思っております。古くからのお付き合い、また新たな出会いも大いに期待して、人との関りを大切に。
新しいairyスタートしました! お付き合い宜しくお願い致します。