ほぼ日の5年手帳が気になって、そうだなぁ5年前の自分の書いたことや5年後の自分が読む今の日記も面白いかもって思ったけれど、それって毎日blogを書いてたら普通に読めるよね。facebookでたまに出てくる5年前の思い出みたいなやつもそう。忘れてたものが蘇る。で、ちょっと読み返したい自分の書いた記事があって検索してみた。ものすごく下手な文章でよく恥ずかしくもなく投稿したなって自分で笑ってしまう。確かに今よりは12歳も若いけれど、それでも充分おっさんなのに青臭い。blogを始めたのがここに越してきてすぐの頃で、すべてが新鮮でまだまっすぐな気持ちだったように思う。街なかから海の近くの、まわりはサトウキビ畑だらけの田舎に引っ越し、それでも洋服屋としてやっていけるかどうか、その実験的な暮らしを日記を通して伝えてみたかった。僕らは元気ですよーって。だけどその後、自分の甘さが招いた大きな失望やらなんやらが、がらりと世界をひっくり返してしまい、文章を書くどころか本を読むことさえ出来なくなってしまった。
blogも、書くこと、またそれを公開するということがまったく意味のないことのような気がして、しばらくインフォメーションばかりだったが、外に向けてではなく単なる自分のための日記として再開してみようかと思う。
猫のくしゃみで目が覚めた。クシュ、クシュ、クシュと何度もするので気になって起きてみるとまだ夜中の2時半。しばらく一緒に起きていたがくしゃみをしていたのはその時だけでその後は一度もでない。
せっかく起きたのでテレビをつけて録画した「anone」を観る。夜中に一人で観る「anone」は素晴らしい。青羽さんの秀逸なセリフ「世の中には法律で裁けない犯罪がたくさん横行してるの!人が大切にしてるものを奪っちゃいけないでしょう。それって泥棒ですよ!」
まだ4時。。もう一度布団に入って寝る。そして6時半に起こされる。そのせいか、いま体が少しだるい。寒気もする。午前中、総合病院の中の歯医者に行ったけどマスクしてなかったし、、、インフルエンザにはなりたくない。
僕が起きてテレビを見ている間、猫はテレビ台の前に座り僕をじっと見ている。人間が全く自分を見ないので、ふすまをびりっと破いて見せる。こら!!って脅すとぴゅーって隣の部屋に逃げる。それからまたそうっと戻ってきてこんどは柱をガリガリやる。「こら、また!!」って今度は背中を軽くたたいた。またビューっと逃げる。そしてまたそうっと戻ってきて目の前に座る。じっと見てる。しばらく見つめあう。夜中は猫と話せる気がする。
「ここな、高かったんだぞ。いくらすると思ってる?お前のせいで売れなくなったじゃないか」
猫はにゃーって笑った。
お茶を飲もうと台所に行くと猫がついてきた。
お茶碗の前をウロチョロしてアピールする。なーんだ結局ご飯が食べたかっただけか。