映画やドラマを観ていて、僕が一番やられるのが「手をつなぐ」シーンだ。
夜中に何気なく観ていたドラマのワンシーンで気付かされた。
泣きのツボはいつもそこだった。
悲しい別れのキスシーンとかではなく、男女、歳の差関係なく人と人が手をつなぐシーンの映像は一番心を
強く揺さぶられる。たとえばケビンコスナーの「パーフェクトワールド」や綾瀬はるかの「ICHI」でも
意識して描かれてた。これは映像だから簡単に表現できるけれど、小説のなかで言葉だけで表現するのはむずかしい。
手をつなぐ行為は本当に照れくさく、普段、親しい人の間でもあまりないことだ。
僕は小学校一年の時に学校の中を男女2列に並んで散策する(花壇の観察など)授業があり、その時も
女の子と手をつなぐのが嫌でその子の手をずっとつねっていた。その女の子は怒ることも先生に言いつけることもなくじっと我慢してた。よっぽど怖かったのかも。それから小学4、5年の頃、母親と街を歩いていていきなり手を繋がれたとき、恥ずかしかったが振りほどくと傷つくと思って我慢した。
高校の体育祭のフォークダンスの時、好きな女の子の直前で音楽が終わってしまってものすごくがっかりしたこと。手を繋いだ記憶はずっと消えない。手から伝わる温もりは僕らが共に今を生きている証。
反対にニコニコ笑いながら簡単に握手を求めてくる政治家みたいなのは信用できないってのもある。
昨日読ませてもらった友達が書いた本のテーマも人、家族のつながりだった。
読み終わった後、遠く離れていて無理だけど、感謝の気持ちを込めてしっかり握手したい気分になった。
定休日のお知らせ
本日、日曜ですが5の倍数なのでお休みいたします。
また5/28日(月)から6/1日(金)まで出張のため5日間お休みいたします。
お客様にはご迷惑をおかけしますが宜しくお願いいたします。
2012 05 16
ごろごろとどこまで転がっても布団の海が続く
その一番端っこに横たわる大きな島が父ちゃんだ
日曜の朝はいつまで寝てても誰にも怒られないのに
学校が休みの日に限って誰よりも早く目が覚める
カーテンの隙間から覗くいつもは恨めしい朝の光も笑いながら踊ってるように見える
大きなダンプの助手席から広がる観たことのない景色
深い緑の山や真っ青な海、キラキラ光る眩しい世界を眺めながらいつの間にかうとうとする
大きくカーブして体が前に傾いたところですっと大きな手が支える
片手で運転しながら、もう片方の手はずっと僕の前に伸ばしてくれていた
夏の昼はテレビで高校野球、ちょっと涼しくなった夕方にキャッチボールをして、
夜はナイタ―を一緒に観た
父ちゃんの腕枕はいつもちょっとすっぱい匂いがした
そのすっぱい匂いを嗅ぎながら僕はいつも安心して島の子供でいられた
そうだ その時の父ちゃんになりたいと僕はずっと思ってたんだ
DRIVE
バックミラーに映る君の顔を見るのが好きだ。
流れる景色につられて瞳がくるくる動く。
たまに手をたたきながらきゃっきゃっと笑う。
かと思うと大きなあくびのあとにとろんとした目をして
そのまますやすや寝てしまう。
大丈夫、ちゃんと前見て安全運転してるから。
外は雨でも君がいればいつだって楽しい。
というわけで、午前中名瀬に行く用事があり
少し開店が遅れてしまいました。
午前中いらしてくださったお客様申し訳ございません。
GW中はお休みなしで営業中です