地球上のどこであっても原発なんていらない

ついに5月は丸一ヶ月のあいだ、日記の更新なしに終わってしまった。
こないだの台風が過ぎてからの三日間はまさに絵にかいたような夏の風景だった。
雨が降り続いていたそれまでの日々はうっとおしく時間がとまり、目や耳に入ってくるニュースも辛いことばかり。頭にきたり、がっかりしたり、悲しくなったりの連続。ストレスは溜まる一方だった。
たとえば、真冬に靴下履いまま厚い布団をかぶって寝てしまい、のぼせて布団を蹴飛ばして起きたいけれど
ものすごい力で上から押さえつけられてジタバタしてるみたいな、もしくは大雪の日にぶくぶくのダウンジャケットを着たまま満員電車に乗ったら途中で電車がストップしてしまい、窓も開けられず、知らない人と密着したまま身動きできなくなってしまったような、本当に息苦しくてそのうち頭の中がちりちりなって爆発してしまいそうな・・・
そんな気分だった。
雨の中を思いっきり走ってずぶぬれになったら少しは気分がスッキリするかもしれないとか、ジャックの豆の木みたいに空に昇っていって分厚い雲をかきわけ、青空を見つけてぶはーって思いっきり息を吐けたらどんなにいいだろうとか・・・もっと身近で現実的にビールを飲んだりコーラを飲んで思いっきりゲップでも吐くかと思ったけれど、やっぱりため息しか出ないような気がしてやめた。
台風の夜は本当に怖かったが、通り過ぎた日の朝の鳥の平和なさえずりや海や空の青さは爽快で、一気にその溜まったストレスを遠くのほうに押しのけてくれた。やっぱり、僕らは自然の中で生きているし、生かされている。怒ったり泣いたり笑ったりしながら共に生きている。人間の都合のいいように変えようとするのが大きな間違い。
これだけ苦しめられても、未だに「安全に注意しながら推進していこう」っていう人の気持ちが解らない。
もうこれ以上自然を破壊する必要はない。産業や経済の発展なんてくそくらえだ!
美味しいものを食べてみんなで健康に笑って暮らせればそれだけで充分。