真夜中に起きてドライブしてノエと港でお別れ。沖縄から大阪へ向かう船が奄美に寄ったのは10分くらいでその間に船を降りた人が一人で乗った人は三人だけだった(たぶん)。一人旅のノエの荷物は本当に重くてみんなで船の中まで一緒に運んで行った。順番にハグをして急いで階段を下りる。大きな鉄のかたまりがゆっくり港を離れたかと思うと、みるみるうちに真っ暗な海へ吸い込まれていく。甲板を走るノエの姿もどんどん小さくなって、しまいに見えなくなった。夜が明けた今頃は360度真っ青な空と海に囲まれて、明るく笑っているはず。