やっぱり昨日から季節が変わった。昨夜は暑かったからではなく何かタオルケットのようなものをかけたくなるくらいの涼しさを感じて夜中に目が覚めた。昨日の休みは久しぶりに名瀬に行き、子供のころから通っているおじさんのところで髪を切ってもらった。もう迷わず5分刈りで!と言える。名瀬に行くと僕らの暮らしは本当に遠くにあって、なんでわざわざあんなところで洋服やなんてと自分でも不思議に思う。行動範囲が狭いのは本当は自分なのだ。
知らない間に祖母の妹、僕の大事なタスおばさんが実家の近くに越してきていた。「カサリッチイヂ、マタホデタン、アナンナ?ハゲームカシヌ三蔵法師ヌシシュリ(笠利に行ってまた大きくなったんじゃないの?あらまぁ昔の三蔵法師みたいな格好だ)」と坊主頭の僕を下から見上げて笑って言った。オバが元気そうだったから、嬉しくて僕も頑張ってるよとちょっと胸を張ったからそんな風に見えたのかもしれない。会いたいと思っていてもなかなか会えずにいたので、実家の近くに来てくれて本当に嬉しい。子供の頃からずっとそばにいて母親と一緒に支えてくれた大事なおばさん。ご無沙汰していてごめんなさい。本当に元気でよかった。