月: 2009年6月

きっかり朝の5時半に起こされる。犬はいつもはベッドの上には上がってこないのに今日はそうっとあがってぺたりと座った。すかさず相棒が人差し指を突き出し、ダメのサイン。僕の方があわててベッドから降りたら犬も急いでついてくる。眠くてしかたないのだがそのまま散歩にでた。休みでも朝はいつもと同じだ。でも、今日は風がさらさらで快適な朝。これから気温があがるとまた蒸すかもしれないが夏休みのあの朝の匂いがする。犬の散歩の帰りに無人販売でナスとマスクメロン（小）を見つけた。ナスは大きいのが袋にいっぱい入って100円、メロンは4個で200円だった。財布を持ってなかったけれど相棒に見せたくて一袋ずつ持ち帰る。すぐに300円を握りしめて戻り、木の箱にいれたのだが、料金は正確にの文字にどきっとする。無人販売って誰もみてないけれど、ちゃんと見てるからねーと試されてる気分。

もう梅雨明けしたみたいだ。雨の日は気温も上がらず、クーラーもつけずに済むくらいだったが、昨日から晴れて眩しい風景が戻る。湿気がものすごくて、濡れてるわけではないのにいろんなものがずっしり重たくなる。まとわりつくように肌に触れる空気もべたべただ。明日は定休日なので6月の営業は今日まで。いよいよ45回目（！）の夏が始まる。
アイス食べて、プール入って、昼寝して、スイカ食べて、高校野球観て、本読んで、夜更かしして、早起きする。肝油ドロップは一日一個で我慢するのだ。

部屋を閉め切ると暑いので開け放して寝ていたら、朝の5時に犬がぺろぺろとあちこち舐めて起こしにくる。残念ながら今朝も雨で散歩はいけない。昨日は結局、朝一瞬晴れただけで、ほぼ一日雨だった。（でも昨日のお客様は雨に遭遇していないらしい。そこが晴れ女の所以か）
吉祥寺を探索したときに一番居心地が良かったのが本屋さんで、何件も回って結局、古本屋で気になっていた本を見つけて一冊だけ買った。500円だった。図書館で借りたり、古本屋で安く買ったり、たくさん読めるのはありがたいことだ。本の中に奄美の黒糖焼酎がでてきてにやりとする。今回の出張では行けなかったところが舞台となっていたので、それを補うように風景を思い出しながら旅する気分で読んだ。雨のようにしっとりと沁み込む。

「究極の晴れ女なんです！！」とおっしゃった滋賀からいらしたお客様、朝から大雨でさぞやガッカリでしょう。そちら名瀬はまだ雨でしょうが、ここ笠利はもうすでに雨雲は移動してピカピカの太陽がななめ30℃から射しています。雨で空気が洗われた分さらに気持のいい景色が観れそうです。昨日は天の川観れましたか？今日もいい旅をお楽しみください。
ＰＡＲＡＤＩＳＥ　ＯＰＥＮまであと14日です！！

飛行機が島に着いた途端、もわっとした熱気に包まれる。ムシ暑っ！！午前中にやらなくてはいけないことを順々に片づけたが、大事な仕事がひとつ間に合わず１日猶予をもらう。それから犬を迎えにいき、軽くシャワーを浴びてオープン準備して落ち着いたところで、メールのチェックをする。大事なメールが届いていて、急いで返信をするが、なぜかエラーとなってしまう。（すみません、ちゃんとこちらには届いています。もう一度メール送ってみますが、届かなかった場合申し訳ないのでここでお礼を申し上げます。ありがとうございます。できましたらいつかお会いして、いろいろとお話を伺えたらと思っています。その時はよろしくお願いします。確かにシマの哀しみに通じますよね）
おとといは葉山から一人だけ抜け出し、平塚の映画館へ。ちょうど時間がハマったのでターミネーター４を観る。２が傑作だったと思うのはやはり少年ジョンとシュワルツネッガーの絡みが良かったからで、大人のジョンにはもう魅力がない。今回はそれをカイルリースとスターが埋めた。シュワルツネッガー（今回も一応出てるけど)の代わりがマーカスでジョンよりかっこいい。この迫力は映画館で観て良かったなと素直に思う。バイクを奪う？シーンでYOU COULD BE MINEが流れたときに鳥肌がたった。もう少し聴きたかったな。
翌日は人と会う予定で吉祥寺をうろつく。結局行き違いで会えなかったが、普段と違う空気の中に身を置き、いろいろと考えを巡らせた。
街は部分的に大きく変わったとこもあるが、基本的には同じで、自分が１０代、２０代、３０代と確かにそこにいたということが不思議な感覚だった。ぼーっと歩いていたら、すれ違いざまに後ろから声をかけられ、振り向くと取引先のKさんだった。いつもの気持のいい笑顔にほっとした。ずっとひとりで歩いていたので疲れてたし、人の密度の多い分、余計に孤独をかんじていたみたいで、こんなとこで見つけてくれてありがとうと思わずハグしたくなるほどだった。ホント都会って砂漠みたいだ。

瀬戸内在住の作家、森永洋一さんの「あの夏にすべてを賭けて」を読む。結局三日間くらいかかった。地元の人が地元を舞台に描いた小説ということで興味があった。本当に背景の描写が細かく、ずっとその世界に入り込む。知ってる場所ばかりがでてくるのでリアル感も増し、お話自体は壮絶で短期間で起きる出来事としては現実離れしているのだが、登場人物が本当に身近に感じ、それぞれの心情が深くこちらに伝わってくる。作者が同じ島にすんでいらっしゃるというのもその理由のひとつだと思う。ろうそくの炎のように次々と命が消えていくのでなんとも切ない思いが残るが、せめて最後はどこかに希望を感じたかったなと思う。なんだか運命（それでも自分で選んでいる）に翻弄されてばかりの人間の弱さばかりが印象に残った。でも本当に映画のシーンのように頭のなかでリアルに世界を構築できた。実際に映像では表現しづらい小説ならではの背景や心理描写が素晴らしく、この平和な島の中で普段体験できないような場所に連れてってもらえました。森永さん、ありがとうございました。

明日と明後日はお休みいたします。
僕も湘南方面へ出張です。

本当に気持よくからりと晴れている。かまきりの赤ちゃんを見つけて喜び、田んぼに行って早くカエルに会いたいと言い、猫を追っかけ、犬に追っかけれらて顔をぺろぺろされてもきゃぁきゃぁはしゃぐ３人のかわいい男の子たちのおかげで、ちょっと早目の夏休みを過ごしてるような気分。正直仕事しているのももったいないくらいで、早く早くビールがごくっごくっごくーと飲みたい。
明日１０日は定休日です！

ぴかぴかのお天気。今日東京から奄美についたばかりのお客様、知らないのにまっすぐこちらへ来ていただけるなんて奇跡です。いきなりパーフェクトな景色で、あちらもこちらもといろいろ教えて差し上げたかったけれど、でもきっとひとりで見つけて興奮しまくりだと思う。一日遅れでいらっしゃる彼女のためにも探索頑張ってください。
島へ越してこられたばかりでまだまだこのあたりを詳しくないご家族もご来店ありがとうございます。今日の笠利ドライブは最高ですよと、島のはずれまでいろいろと紹介したかったのですが、やっぱりこの辺のもっと詳しく楽しいマップ作っておいた方がいいかも！！
昨日、酔っ払って気分良かったからか、「いいですよー写真載せてもー」と言ったら本当にアップされていてシュウヘイくんと二人、立派な島の赤ら顔のおっさんになっていた。

今日も大体晴れ。朝起きて犬の散歩に行き、戻ってゆっくり昨日届いたDVDを観る・・・つもりだったのに途中、相棒に「あ、ゴミ出してない！出してきて！」と中断され、しぶしぶ出しに行き、戻ってきたら知らないおじさんが家の前にいて、「九州電力の使いのものですが・・・」と電柱を家の敷地内に設置してるのでリース料の手続きをしたいから土地の権利書などを見せてくださいときた。なんで朝の８時に？まぁ起きていたからまだ良かったもののゴミの件といい、せっかくの映画が台無しになる。休みの日は何も予定を立てず、マイペースで動きたいものなのに～。それから車で買い出しに行き、相棒が地場産の野菜などを選んでる横でジャンクな食べ物ばかりかごに入れた。焼きそばUFOの大盛り食べてビール飲んで三角コーン食べて昼寝。ストレス発散、発散・・・・・できねぇー。

午後からずっと雨でどんより。家の東から南は海で北と西は遠くに低い山があるくらいで普段見ているフレームのほとんどが空なので、真っ白に煙るとかなり重たい。実家は山の谷間、近くに川という場所にあって晴れでも雨でもすぐ目の前にきれいな緑があった。青や白よりも緑色のほうが寝起きの目には気持ちいいのだ。結構大事なことかも。明日５日は定休日です。

風の強い一日。遠くに見える海の景色も水平線がぼやけて雲との境がまるで異次元の世界の入口みたいに妖しい。海の上の水分が風に乗って飛んでくるのが見える。夕方外にいると半袖、短パンだと肌寒く感じて長いパンツに履き替えた。人の個性というものについて考えている。人間が全くひとりでその個性を表にだすというのは本当に難しいことで、必ずどこかにその存在を際立たせる背景みたいなものが必要なのではないかと思う。付き合う相手によって人は変化するし、誰と一緒のときが一番自分らしく、好きな自分でいられるか知っていればその環境を大事にできる。周りの人間を鏡にして自分自身を知ることもできるし、その中で自分だけの魅力を磨いていけば、たとえたった一人になっても、そして何処に放り込まれても、埋もれることなくその人らしさを発揮して輝けるのではないだろうか。なぁーんてスマップをみてて思ったことなんだけどね。

今日もほとんど雲のないすっきりとした青空。太陽が昇るのが早くなって朝５時過ぎに散歩にでてもビーチの日影は短くなっている。長くいるとバテるので早めに戻る。もうすでにビールが飲みたい気分。今月も５の倍数がお休みです。