現実とイメージの世界

靴下を履いて、ブルゾンまで着た。風が強くまた寒くなる。こうして行ったり来たりで春はごまかされるのだ。若葉の緑の前にあのふわふわの薄いピンクの花びらが空を占領する都会の春の景色がうらやましい。でも花粉がないのとで+-ゼロなのかなぁ。
ラジオを聴きながら本を読む。そばで相棒がしゃべっているのもちゃんと聞く。本だけに集中するよりも冷静に読むことができる。この感覚は子供のころの夕方、ひとりでTVを見ていてTVの中に引きずり込まれるのが怖いから窓をあけ、その燦の上に座ることで、体が半分、外の世界にでていてアンシーンとなった感覚に似ている。