没頭

久しぶりに図書館で本を借りた。一気に読む。その間は周りのことは全く気にならない。いつの間にか本に没頭している。途中で話しかけられて答えたりしていてもちゃんと本の世界にいる。いつもどこかで気にしていることも一瞬、忘れてしまえるから本はすごい。どんどん読めて、このまま読みきってしまうのが惜しくなるほどだった。で、最後はどんな風に終わるのかと思っていたら案の定、そんなものかで物足りないまま終わった。泣きたくなるほどすがすがしくて綺麗なシーンを最後に持ってこれたら一番いいのかとも思うが、物語の途中にそれがあると最後はそれがどんどん冷めていく感じがする。もっとそれを超える何かを期待してしまうからだろうか。