次々に途切れることなくお客様がいらっしゃるなんてことはありえないと思っていたら昨日はわりとそれに近い一日だった。いっぺんにワーッといらしたわけではないので、それぞれのお客様とちゃんとお話することもできたのだが、たまにお客様が重なってしまい何もお話できないままお帰りになってしまうこともある。昨日も一瞬、そうなりそうな感じで焦っていたら、お会計のときに「ここのblogを読みました。犬にも会いたかった」と言ってくれたお客様がいて、本当に嬉しかった。同時に僕が書くものがあまりに内容のないものばかりでちょっと恥ずかしい気分もあるのだけど。でもそんなしょうもないものでもどこか遠くの人ともつながりをもつことができる道具になるのであれば続ける意味があると思った。遠いけれど、是非また遊びに来てください。
今朝は久々にパソコンからデジタルプレーヤーに音楽を取り込み、それを聴きながらオンといつもの海へ散歩に行った。途中狭い道を大きな車がこちらへ向かってくるので朝早くに珍しいなと思っていたらアートプロジェクトの田町さんだった。朝日を見に来たと言っていた。昨日のイベント、せっかく紅さんにもお誘いいただいたのに行けなくてごめんなさいと謝る。本当に芭蕉布見たかったしお話も聞きたかったのに、忙しかったのです。・・珍しく。
昨日の本は島本理生の「クローバー」で僕が気に入ったのは
「だって私はあなたが好きなんですよ」がでてくる初デートのシーン。それでストレートな言葉のもつ力にずっと魅かれていて今朝僕が繰りかえし聴いていたのが岩崎宏美の「ロマンス」と斉藤和義の「唄うたいのバラッド」阿久悠さんの歌詞はやっぱりすごいし、子供の頃に聞いたときから気になっていたのが曲の終わりに席を立たな~いで~とメロディーを変えて歌うところで、あれはアドリブだったのだろうか。歌もうますぎ。唄うたいの歌詞は愛してるだけど、愛してますよりもあなたが好きですのほうがいいなと思う。
朝日の中、嬉しそうにボールを追いかけているオンの周りにふわふわと揺れながら飛んでいるものがあり、よーくみたらトンボの赤ちゃんだった。秋がまた近づいた証拠だ。
没頭
久しぶりに図書館で本を借りた。一気に読む。その間は周りのことは全く気にならない。いつの間にか本に没頭している。途中で話しかけられて答えたりしていてもちゃんと本の世界にいる。いつもどこかで気にしていることも一瞬、忘れてしまえるから本はすごい。どんどん読めて、このまま読みきってしまうのが惜しくなるほどだった。で、最後はどんな風に終わるのかと思っていたら案の定、そんなものかで物足りないまま終わった。泣きたくなるほどすがすがしくて綺麗なシーンを最後に持ってこれたら一番いいのかとも思うが、物語の途中にそれがあると最後はそれがどんどん冷めていく感じがする。もっとそれを超える何かを期待してしまうからだろうか。
秋名
思えば、昨日は年に一度しかいけないところへ行って来た。
お墓参りに行くとそのときだけ顔を合わす親戚や村の人達に会える。
ご先祖さまに挨拶というよりもそっちのほうが大事のような気もする。
「あれ?あんたは初っちゃんとこの子じゃないね?」と知らないおばさんに声をかけられた。聞けば幼稚園に通う前に住んでいた家の近くにいたおばちゃんで、僕の小さな頃の写真も持ってると言った。40年も前の話だ。どうして一瞬顔を見ただけで分かるのだろうと思う。母の実家はもう祖母が亡くなってからは誰も住んでおらず、東京に住むおじさん夫婦が帰ってくるときだけ、みんなそこに集まる。
普段は誰もいないのが嘘のように家はちゃんと生きていた。いつものテーブルに座り、秋名ことばと言われる独特のやさしいイントネーションの方言に耳を澄ますとおじもおばもアニもネーもまだまだみんな元気ですごく嬉しかった。僕はそこではまだ子供のままで、大人のいつも明るくにぎやかな声に包まれながら安心感のなかでゆらぐ感じ、やはり天国に一番近い(天に通じる)場所なんだろうなと思った。
地図
何処にあるのかわからなくて探すのに苦労しました
とおっしゃるお客様が多かったので地図を載せてみました。
やっぱりわかりにくいですね・・・
コスモのガソリンスタンドの裏、空の真下にあります。
8月は朝8時半から夜7時まで営業しています。
ひと休みした夏
土曜日はうす曇で時折強い風が吹いて、それまでずっと眩しかったのが一変してどんよりと冬のようなグレーの風景になった。ぽっかりと夏を切り取ったみたいに。昨日のお休みも前日からの雨が残り、ずっと空はそのまま曇っていて涼しかった。家でごろごろしながらTVで北島康介の活躍に興奮し、夕方はテラスで猫三匹と犬一匹とおじさんとお兄さんとお姉さんでゆっくりお茶を飲んだ。平和な一日。
タンクトップ
風のないジリジリと暑い真夏日が続く。普段、仕事のときもTシャツに短パン、ビーサンの楽ちんスタイルだが、昨日の休みはさらに涼しいタンクトップで過ごした。休みの日でも5時に起きるのは変わらないが、好きなときに寝ることができるのが嬉しくて「笑っていいとも」を観ながらウトウトしていたら、定休日を間違えてお客さんがやってきた。寝ぼけた頭で慌てて店を開ける。シャツを羽織ればよかったがそのままお休みモードの格好のまま店にたった。微妙な違いだが、TシャツはONでタンクはOFFなのだ。夜、歯磨きしながら鏡を覗くと寝癖あたまにヒゲも汚く伸びて貧相な自分の姿が誰かに似てると思ったらブルースウイリスのモノマネをする人だった。
朝AIRY始めます!
今年の夏は本当に長い。まだ8月に入ったばかりだ。夏休みだってまだ4分の1しか終わっていない。子供の頃、永遠に夏が続けばいいと思っていたのは太陽のエネルギーに負けないパワーがあったからで、もう秋や冬のほうが好きかもと思うのはやっぱり歳をとった証拠だ。変わらないのは朝早く起きることで、少しだけひんやりとした静かで澄みきった空気が気持ちいい。明るくなる前に外にでると空にはまだ月や星が輝いている。中学の頃、予約をとらずに来た順に診療する歯医者さんに一番に診てもらうために早起きした。自転車のかごに載せたラジオからは夜しか聴くことができないニッポン放送や文化放送のDJのおしゃべりと一緒にヒット曲が流れていて、島中が寝ている時間でも都会はにぎやかに動いてるんだと思った。歯医者に行かない日は山に登り、TV塔の灯りの下に集まったクワガタを捕りに行ったりもした。夜遊びじゃなくて健康的な早朝遊びだったのだ。
今、店は夏のアイテムが充実しています。(新しく入荷したものも今すぐ着れるものばかり)で、店の横のスペースを使い、何かイベントをやるのはどうだろうと提案をもらった。暗くなり、涼しくなったころに外に灯りをつけてナイトマーケットだ!と盛り上がったが、実は夜もあまり涼しくはない。太陽が山に沈むと確かに外は少しだけ涼しくなるのだが、店内はまだ熱がこもり、クーラーをつけていなくてはいけないので窓やドアを閉めることになり、結局、外と遮断されてしまう。窓を開け涼しい空気の中で気持ちよくお店を開くならやはり朝!なのだ
というわけで早速明日から朝AIRY始めます。8時半から開いています。お休みの日に早く起きて海を目指すのは気持ちいいですよ。朝日が昇るのも、雲がピンクに染まる朝焼けも波間のキラキラも夏の一番綺麗な風景です。是非見に来てください。そしてコーヒーを一緒に飲みましょう!おなかが空いたら一緒に朝ごパンも!