庭のナスが魔法みたいに花から実に変わるのを見た。
朝晩水をあげているだけで肥料などは一切与えてないのによくこんな細い茎、小さな花から立派なナスができるものだといつも不思議に思っていて、しぼんだ花からいつの間にかひょっこり実が現れてそして風船が膨らむようにどんどん大きくなっていく。どんな野菜もそうなのだけど、いったいどこからこんな栄養のある実を作るのか、自然の恵みって凄いと感謝しながらいつも美味しくいただいている。
先日、一個だけできたピーマンが茶色くなってきていて、あーもう腐ってきた、早く収穫しなきゃと鋏をいれて台所に持っていった。なかなか料理されずにそのまま置いてあってどんどん茶色くなっていくので「もう駄目だよね、捨てる?」と聞いたら「なんで?赤ピーマンになるんだよ」って言うから「え~赤いのはパプリカじゃん。これは種類が違うんだよ」と笑っていったら「そうなの?」と不思議な顔をされた。何日かして近所のおばちゃんがピーマンをざるにたくさん入れて持ってきてくれてその中にグリーンのと混ざって真っ赤なやつと茶色の腐ったみたいなやつがあったので「おばちゃん、この茶色は何?」って聞いたら「あげ!これもピーマンじゃがね。太陽のおかげで真っ赤になるんだよ。これはその途中。」と教えてくれた。種類が違うとばかり思ってたのに、緑のピーマンが熟すと赤になるなんて43年間知りませんでした。