すべてにおいて結局が数の勝負、どこにも、誰にも投票されなかった票が4割以上あってもそれで決着がついてしまう。
確かにちゃんと考えずに無責任に投票されるよりは棄権されたほうがいいのかもしれない。でも本当は組織票などで左右されずに個人個人が本気で考え、投じた一票のほうに価値をもたせるべき。そのためには国民一人一人にもっときちんと考えが伝わるよう努力すべきでそれは選挙の時期だけのTVのCMなどによるイメージ戦略ではなく日頃の活動、発言によるものであってほしい。
晴れなのにどんより
昨日とまったく同じ空。晴れているのに曇り。新聞には靄(もや)だと書いてあった。蓋をされたなべの中にいるみたいで海は全然青じゃなく、白い空気と同化して消えてしまい、山もそこだけ影のようにグレーが濃くなっているだけでちっとも緑じゃない。太陽もぼやけて中途半端な眩しさだ。もし2年後の皆既日食がこんな天気だったら台無しだ。そしてそれどころかもしかして、もっと温暖化が進んだ近未来の地球の晴れた日というのは毎日こんな風かもしれないと思ったら本気で恐ろしくなった。真っ青な空と海、白く大きな入道雲、そして生き生きと輝く濃淡のある緑。何もない奄美で一番自慢できる夏の風景なのに。
赤く太陽に染まったフラガール
毎日、暑くて暑くてもうTシャツに短パン、ビーサンが定番のスタイル。
相棒に「今日は何着るの?」と聞かれてもいつものとしか答えようがない。
何で聞くのかといえば自分と同じ格好が嫌だからで昨日も無理してシャツを着ていた。
二人でTシャツを着ててもしょうがないでしょというけれど、汗だくの姿を見てると無理があり可哀想だ。素直にTシャツを着たらいいのに。
おととい、ラスティックのKさんご一家と一緒にバーベキューをした。
おそろいのタンクトップ姿がすごくかわいくて(失礼)、昨日飛行機に乗る前に寄ってくれたときも奄美teeとALOHAteeのおそろいで色も同じだった。すがすがしくて気持ちよかった。
人と一緒が嫌なのは僕もおなじだが、このTシャツを着ているのはどこかで気持ちが通じ合った仲間のようであり、誇らしくさえ思う。僕は毎年2,3枚は新しいのを買うが古いものもずっと大事にしていて、こないだもう洗濯しすぎてぼろぼろになったTシャツを着て店にでたらみっともないのでやめなさいと怒られ、自分でもちょっとこれはないなと反省。おかげでもう一枚買うことを許してもらえたが新しいTシャツを着るとそのままどこかに遊びに出かけたくなってしまう。
ムシムシ
今日、たった今ももの凄く蒸し暑い。夕べ家の中でゴキブリを発見して、あわてて新聞を丸めて追い回した。潰さないように軽く叩いてそっと外に捨てようとしたら、庭にもなにやら黒い影があり、懐中電灯で照らすと植木鉢の裏から5,6匹出てきた。バンバンバンともぐらたたきのように追い掛け回したが、半分くらい逃がしてしまった。コオロギやカナブンなどは全然平気だがゴキブリは嫌いだ。うちは飲食店ではないが、もし店の中にいたらお客様にも嫌な思いをさせてしまう。(朝、掃除しててフィッティングでカニを見つけた時は笑ってしまったが)同じ虫でも歓迎するのは、子供の頃からずっと追いかけまわしていて、必ず毎年一匹か二匹、家の中に飛んでくるクワガタ。店を閉めようとしたらシャッターの上のほうにいて、オスならもっと嬉しかっただろうけど、僕にとってはスイカと花火と並ぶ夏の三大風物詩。
奄美はひとつの大きなシマ
昨日の雨はあれからどんどん激しくなって図書館に行く途中の道路は滝のようになっていて、また台風で地盤がゆるくなっていたり、新潟のように地震の被災地などでは大変なのにと優しいと書いたことをちょっと後悔した。でもその雨が落ち着くと空気は澄み、気温も10度くらい下がったみたいで本当に過ごしやすくなった。昨夜も布団を掛けてぐっすり眠ることができた。昨日、愛知からラスティックハウスのKさんがご家族で遊びに来られた。そのままカケロマに行かれるそうで明日は晴れますよと送り出したが今のところ曇り空でまた雨の予感。まだ三日あるので真っ青な空、海もきっと体験できるはず。入れ替わるように大阪からのお客様(こちらはくるみの木の石村さんのお知り合いでわざわざ場所を調べて探してきていただいた)が瀬戸内町経由でご来店。ちょうどそのときにいらしたもう一組のお客様も瀬戸内町からで、そのあとにもまたお一人いらっしゃった。地図を見ると分かるのだがうちの店があるのは奄美の東の端でずっと南の端の瀬戸内の海まで見渡すことができる。車で3時間近くかかるのに本当にありがたく素直に嬉しい。
よくされる質問「なんでこんなところでお店を?」にいつも僕が答えるのは「海の近くだからです」だが、商売をするならもっと人が集まる場所、目立つところでやらないとダメだよと意見をいただくことも多い。
お店を移転したときから今まで、僕は遠くなってもお客さまに来ていただけるから大丈夫なんだと思いあがっていて、実はお客様に不便を掛けてしまってまで自分の勝手な思いで好きな場所に店を出したということを考えていなかった。
なかなか簡単に行けなくなったと聞くたびに申し訳なく思う。
それでも一箇所に集中して店がある必要はないと僕は思う。
大きなシマのいろんなところにおいしいカフェやレストランがあっていつでもおいしいコーヒーが飲めたり、公園の近くにうまい焼き鳥屋があってビール片手に花見ができたり、こうして海のそばなのに服屋があって海からあがってそのまま新しいTシャツに着替えたり(都合いい)するのが楽しいのだ。
いつか、ここに洋服屋があって良かったとお客様にも感じてもらえるように頑張るしかない。一年ここで生活して見えてきたことも多い。
まだまだシマに足らないもの必要なものはたくさんあるが、あせらずじっくりとまずは自分の足元から。
あ、今日は水曜ですがお店営業してます。
台風で金曜にお休みしたので・・
是非遊びに来てください!
優しい雨
昨日は湿気がすごく、とても蒸し暑かったがLIVEの終わり頃から北の空には音のない稲光があった。家に帰ってしばらくしてから雨が降り出し、今朝もしとしとと降っている。風がひんやりと冷たくて一日でこんなに違うのかとびっくりするほど涼しい。また暑い夏の日差しがすぐ戻ってくるだろうがその前にちょっと休憩の、植物を枯らしまくった台風の雨とは全然違う優しい雨。
sapatos LIVE
予報は雨で、せっかくなのにまたかと思っていたら今の時間は晴れ。このまま夜まで晴れててほしい。すっかりご無沙汰してしまっている夢紅でボサノバのライブがあるからだ。企画したのは高校の同級生で、実は夢紅を通して知り合うまでお互い名前を聞いたことがあるくらいで一度も話をしたことが無かった。もう高校を卒業して25年も経つから、たとえ昔は仲良くて今も同じ島に住んでいてもなかなか以前と変わらずに付き合うというのは難しい。お互いそれぞれに生活の場があって接点が少ないからだ。だからこうして新たにつながりがもてた事はとても嬉しい。新しいけれど懐かしい友人ができた気分。仕事が終わったらそーっと観に行きます。
イレギュラーな一日
昨日の台風は凄かった。夕方6時半頃、早めにご飯を食べていたらいきなりカチッと音がして家中の電気が消えた。台風はこれからが本番だから、もう当分復旧しないだろうとあきらめて眠くないのに横になった。風の音は鞭がうなるみたいにびゅんびゅん鳴り、たまに風が渦をまくと猫の鳴き声そっくりになり、どんどんと壁にぶち当たり家を揺らしたりするからまるで巨大な化け猫が家の上で暴れているみたいだった。もう外がどんなふうになっていても仕方ない、明るくなるまでじっと待つしかないと目を閉じた。途中何度か目が覚めたが何とか一晩やり過ごすことができた。明け方の6時になってもまだ雨も風も強かったが心配だったので外の様子を見に行った。傘をさすこともできずびしょぬれになる。幸い店も家も異常なかったが庭のトマトやピーマン、ナスなどの野菜は全部ダメになった。鉢に植え替え家に入れてやるべきだった。一番心配だった猫も家の中ではなく店の横なら屋根もあるし大きなテーブルの下なら風も防げて安全だろうと思っていた。だが夕方までは確かにそこにいたが、朝はいなくなっていた。周りの植物も弱っていたしテーブルの下もびしょぬれだった。午後からようやく風もおさまり、雨も上がったので家や店の周りを片付けた。潮でべたべたしていて全部ホースで洗い流した。そしたら台風の前はあんなに蒸し暑かったのに今は風もひんやりと気持ちよくやっと落ち着いた。そのままテラスで海を眺めていたら猫が元気に駆け上がってきた。無事だったんだと本当にほっとした。
穏やかな日常が戻った感じ。もう子供の頃のように台風を楽しめない。各地の被害が最小限で済むように祈りたい。
嵐のまえに
去年も台風らしきものは一度だけ経験したが、まぁ大したこと無かったとみんな言っていた。それでも僕はガタガタ鳴るシャッターの音で一晩中眠れなかった。心配で何度も外を覗いた。名瀬よりも笠利は風が強く、直撃した場合、長時間停電したり被害も大きいと聞いていたからだ。
今度の台風4号はかなり強力みたいで、最接近するのは明日の午後だという。今はまだ静かだ。ただ湿気はすごい。いまのうちに家や店の周りをかたづけなくてはならない。真っ暗の中、蒸し暑い家の中に閉じ込められるのは想像しただけで憂鬱だ。冷蔵庫の中身も整理しとかなくてはいけないし、一番気になるのは今もテラスでのんびり寝ている猫のことだ。
そういえば、前に靴のnakamuraさんに台風の日は水着で家から店に移動しますと言ったら笑われたけれど、明日もずっと海パン一丁だと思います。
朝までぐっすり寝てみたい
雨の音で起こされ、慌てて窓を閉める。時計を見るとまだ1時過ぎ。寝たのは11時くらいだったからちょうど深い眠りに入ったところだった。すぐやんだのでまた窓を開け風を入れる。しばらくするとまたバラバラと大粒の雨。で、また閉める。その繰り返しですっかり目が覚めてしまい眠れなくなってベッドを出た。明日は休みなので昼寝をすればいいかと開き直る。夕べ9時頃にテラスでゴザを敷き仰向けで寝たときは本当にきれいな満天の星空で、風も気持ちよかったのでもしかしたらこのままここで寝れるかもと一瞬思ったりしたが、実際寝てたら大変だった。クーラーなしの生活もなかなか難しい。
BGM
勝手にリンクしたのはモナコにあるお気に入りのインターネットラジオ局。
ミュージックプラスムービーの略でm plus m。
フランス語に吹き替えた映画の名シーンが出てきたり曲も途切れずにずっとつなげてるのがいい。
ON AIRをクリックして回線、プレーヤーを選んで聴けます。
webのデザインも他のラジオ局とは全然違ってかっこいい。
早く奄美のFMも全世界でネットで聴けるといいなぁ。
店内はサウナのようで申し訳ありません。
もう何日雨が降ってないだろう。昨日も星が綺麗だった。でも北の方の空には連続的に青っぽいフラッシュのような稲光があるのに音は全く聞こえないのでかなり遠くのほうだと思う。あれが九州に大雨を降らせてるに違いない。何処から境か分からないがやっぱり海のかなたのずっと遠くの空まで見渡せる証拠だ。夜中に起きてしまうのは蒸し暑さと嫌がって逃げまくっているのに一晩中追っかけまわしているさかりのついた猫のせい。
夏のはじまり、はじまり~。
毎日いい天気。それにここ三日ばかりまんまるの月が海から生まれるのが見える。最初は赤っぽく、上に上るにつれどんどん白くなって最後は真っ暗な海に綺麗なスポットライトをあてる夜の太陽みたいに輝く。
昨日は近くの海の立神で村松健さんのLIVEがあり、遅くまでピアノやウクレレ、サンシンの音が聞こえていた。ちょっと弾きたくなって久しぶりにウクレレを弾いてみたが猫はかんべんしてと逃げていった。
先週、本を7冊も借りたのに一週間で読んだのは一冊だけ。
700ページもあるぶ厚い本で全く面白くないのになんでこんな本が世の中、いや笠利の公民館にあるのかそれだけが気になって意地になって全部読んだが本当につまらなかった。
楽しかったのはツタヤから借りたDVDの「かもめ食堂」。
もう準新作になっていて一週間借りているのだが何度でも見たくなるので買ったほうが良かったかもしれない。
おにぎりよりもコーヒーの似合う店だからやっぱり食堂ではなくカフェだと思うけれど、日常の中に何気なく置いてある特別な場所、いごこちのいい空間を、うんうん、そうだよねぇといちいち納得しながら食い入るように見た。僕らの店もそうあらねばと思いながら今日は店構えを少し変えるべく朝から車を走らせペンキを買い、せっせと塗った。ガラスに付かないように新聞紙とガムテープで養生しながら。途中でペンキが足らなくなったのでまた夜にペンキを買いに行かなくてはならないけれど日が長くなったので一日にニ回のドライブもなんだか楽しい。