昨日は前日までの予報は曇りだったのに朝起きてみると雲ひとつない奄美晴れ。空気は澄みきって空も海もまっさらな青。朝食の前に自転車に乗り10時までなら速達じゃなくても翌々日には配達されるからと月末の〆の書類をポストへ投函しにいく。そのまま奄美パークへ。
開園時間の9時を過ぎても誰もいなくて自転車のまま野外ステージをくるっと回った。海から吹いてくる風が気持ちいい。クルククククーと綺麗な声が聴こえて振り返ると目の前を低い高さでアカショウビンがゆっくりと飛んでいった。初めて見た。家に帰って興奮気味に相棒に話したがアカショウビンって何?って寝ぼけた答えが返ってきた。朝食のあと、二人でエアコンのフィルターや窓ガラスの掃除に始まり、シーツからスリッパまで洗えるものはどんどん洗って家中をぴかぴかに磨いた。今年の梅雨はあっという間に終わってまた新しい夏がやってきたねぇと今度はむしょうにコーラが飲みたくなってもう一度自転車を走らせ自販機まで買いにいった。カロリーゼロの新製品を試してみたがやはり薬みたいでいまいち美味しくなかった。
本に続いて映画も音楽も
看板を下げるときに、隣のガソリンスタンドに見慣れない青い箱がどーんと置いてあるのを見つけたので近づいてみるとTSUTAYAの返却BOXだった。
ここに引っ越してからは好きな映画をみたり、CDのレンタルをしたくても返却が億劫で、同じツタヤのサービスでネットを使ってリクエストしたDVDを送ってもらい郵便ポストに返却するシステムも試してみたが、なかなか希望のDVDは借りられず、すっかりあきらめていたところだったのでこれはかなり嬉しい。自宅からパジャマのまま朝(10時まで)返却すればいいのだ。こうなったらいいなぁと思ったことはいつの間にか実現したりする。次の願いは奄美パークで映画が観れるようになること。立派なスクリーンはあるのであながち夢ではないと思うのだけど。
夏至
昨日、地球温暖化STOPを訴えるフリーペーパーを持ってきてくれた人がいた。
夏至の日に電気を消してローソクで過ごすイベントのことや
日常の身の回りのことで少しでもそれを意識をすることから環境破壊を遅らせたり、止めることができる。未来のために今からできることを始めようと呼びかけている。
夕方、たまたまいつも採れたての野菜や貝を分けてくれるおばちゃんがスイカを持ってテラスにあがってきてくれて、「あんたたち、いつもここで寝たらいいよ!こんなに涼しくて気持ちのいい場所、最高じゃがね、夜は星も綺麗だし、おばちゃんたちはずっと昔からそうやってきたんだよ。家の中は暑いからね。今みたいにクーラーなんてないし、テレビだってなかったんだから」と、そういったキャンペーンなどとは全く関係なく日常の暮らしの知恵として話してくれた。
今日もものすごく蒸し暑く体がどーんと重たくなるような空気だが、
家の周りや店の横にも風がそよそよと吹きぬける場所がちゃんとある。暑い昼間、猫たちも涼しい車のしたで昼寝をしているから、そのおかげで車を使うのも遠慮している。このまま店も家もクーラーを使わずに乗り切ってみようかな。
野生の牙を持つ女
朝5時に起きる生活が三日間ほど続いている。
東の空に厚い雲があったので今朝はまだ真っ暗だった。
窓の外を覗いて猫も起きてるとあいさつをし横に座って頭をなでる。その間に何箇所か足を虫に刺された。猫はずっといるわけではなくこないだ久しぶりに子連れでやってきた。それが三日前の話で朝早く鳴き声がしたのでテラスにでてみると家の角のほうに3匹が固まっていた。何をしているのか近づいて見て卒倒しそうになった。今までも二回小さなねずみが死んでいるのを見かけてこれは猫が本能で捕まえてくるものでおみやげみたいなものだと知っていたが今回はちょっと気持ち悪かった。これも子猫に狩を教え、生きていくために大事な事なのだろうがさすがに頭をひきちぎられたヘビは気持ち悪かった。しっぽからガリガリかじるのをみて、いや人間がタコやイカのあしを食ってるようなものだし僕らだって生の魚や肉を食うわけだから同じだよなぁと乾いたキャットフードばかり食べるお嬢様じゃないと無理やり納得した。僕らがいなくてもちゃんと大丈夫なのだ。
お休みのお知らせ
出張のため、17日(日)から19日(火)までお休みします。
16日(土)は17時半まで20日(水)は午後1時からの営業となりますので宜しくお願い致します。
休日じゃなくても
定休日を月曜にしない?と相談したところ、せっかく水曜休みで定着したのに、ころころ変えないほうがいい,お客様も戸惑ってしまうからと反対された。僕としては土日は忙しくてその直後の月曜は暇だし、一週間の区切りとして一般のお休みの日曜に近い方がいいとか考えたのだが却下された。月曜日がなんとなくプライベートな楽しみのために、またのんびりするのにちょうどいい気分だったのだが結局そのまま水曜定休でいくことになった。
その代わり僕は月曜に何か楽しみを作ることにした。
月曜は銀行や郵便局に行く用事もあるのでそのついでに公民館に行き本を借りて帰ることにしたのだ。
ちゃんとリクエストにも答えてくれるし、新しい本もたくさんある。
目黒も大泉学園も茅ヶ崎もそれから名瀬もそうだったが緑の中にある図書館はやっぱりオアシスみたいで気持ちいい。
リンダ
まるまるちびまるこちゃんを毎週見ている。そのなかの三文字しりとりのコーナーが好きでずっとチャララララ(HEY!)チャラララ(HEY!)と頭の中で繰り返してしまうのでちゃんと聴きたくなってしまい、ダウンロードサイトで山本リンダを探す。「狙い撃ち」よりも「きりきりまい」のほうがいいなとか、懐かしくなってどんどん試聴する。そのうち、あれ?どっかで聴いたことのある声だなと思ってたらわかった。にしおかすみこだ。もう「どうにもとまらない」は彼女が歌っているようにしか聞こえなくなった。
グレコとチビと時々おとん?
あれからグレコはチビたちを連れて裏からいつもの縁の下に少しずつ移動してきた。はじめはびくびくしていた子猫たちも母猫の様子で僕が敵じゃないと分かると僕の足元にじゃれてくるようになった。グレコはちゃんと安全かどうか確認しながら引越してきたのだ。
でもあくまでもノラはノラ。家の中では飼えないので雨を防げる軒下にすのことダンボールでちいさな家を作ってあげた。
半年前、テラスに現れ始めた頃グレコはすばしっこくて目つきも鋭く例の三角口でカーッをやるからあまりかわいくなかった。対してシマ吉は顔が大きく目が丸くてのんびりしていて鳴声も小さく「にゃ」と遠慮がちだったりしたので僕らは断然シマ吉派だった。
ご飯のとき、二匹がかぶるとグレコは鼻でシマ吉を押し出すようにして食べさせない。意地悪しちゃだめ!コラッ!と軽くしかったりしながら二つお茶碗を並べて食べさせたりした。
が、最近分かったのはノラにはちゃんと縄張りがあってグレコはきちんとそれを守っていただけだったのだ。節操がないのはシマのほうだった。
シマがお茶碗におしっこしたとき、シマ吉こらぁ!って追っ払ったら、グレコがこっちをみてやっと気持ちを分かってくれたと今まで見せたことの無い明るい表情をした。シマのマーキング(おしっこ)は気の弱いオス猫の情けない抵抗だった。
今日、三匹が仲良くじゃれて遊んでいるところへぬーっとシマ吉が現れた。
グレコはとっさに防御しにいった。あとをチビたちが追いかける。
グレコに鼻でつつかれたがシマはごろんとねっころがって動じないふりをする。
もうグレコは相手をしないが、そのかわりチビは一生懸命足を突っ張り背中をふくらませて威嚇する。シマは面倒くさそうにたまにわっと起き上がってみせる。
そのたびチビはびっくりしてぴゅーと逃げ出す。
もしかしたらシマ吉が父親なんだろうか?(実際、一度シマがグレコを追っかけまわしてるのを見た)だとしたら本当にだらしない父親で、あのドラマの世界と同じだと思った。
僕が勝手につけたシマのフルネームは島尾シマ吉だったが泉谷シゲ吉にかえてやろうかと思う。