予報ではもう入梅している頃なのに今日は朝から高い所に細長く薄い雲が浮かぶだけの気持ちのいい青空。長袖のシャツを着てちょうどいいくらいの適当な湿度のさわやかさだ。まだクーラーも必要ない。店内のライトもお客様のいない時間は消すようにしてなるべく涼しく過ごす。日向にいるとちょっと暑そうだが店の横は木陰にいるようで気持ちいい。いつか木の床を張ってもっとくつろげる(お客様にも)場所にしたい。朝、看板を出すときに道路を渡るがちょうど丘の上になっていて遠くまで見渡せ、たまに真ん中に立ったときに右にも左にも車が一台も見えないときがある。商売をしているのだから通りはにぎやかなほうがいいのかもしれないが僕は反対に嬉しくなってしまう。本当に静かで聞こえてくるのは波の音(時にはごぉーっと鳴るような潮騒)と鳥のさえずりだけ。