光陰矢のごとし

最近お休みは天気が良い日が続いていたのに今週は予報も外れ、火曜も水曜もスカッと晴れてはくれなかった。それでも雨は降らなさそうだったので今度は奄美パークよりもっと先の運動公園まで歩いていくことにした。車では行ったことがあるが、歩いていくのは初めてでどのくらいの距離、時間がかかるかは分からない。車と同じ道はつまらないからとちょっと山の中に入ってみたら畑の中で迷い込んでしまった。来た道を戻り、また大きな道路にでる。もうすでに運動公園まで行く気力は無くなり、途中で見つけた無人販売のキャベツを買って帰ることにした。舗装された長い直線の道路が山から海まで続いていてその先の喜界島を眺めながらのんびり歩く。目の前をプロペラの飛行機が飛んでいった。空港の前の道路からそのまま海沿いを歩いていけばうちに着く。歩いているのは僕らだけですれ違うのはみんな車だ。くたくたになって家に着くと見慣れたテラスや横の駐車場がやたらと小さく見えた。夕方は録画したままたまっているビデオの中から「男たちの大和」を観た。長渕剛の歌のイメージが強くあまり劇場で観たいとは思ってなかったのだが、船の上の戦闘シーンは凄かった。戦争は今から60年前の話でも実は僕が生まれるたった17年前の話なのだ。子供の頃に祖父から聞かされても大昔の話のような気がしていたが、祖父にとっては本当についこないだの話だったんだと今頃になって気が付いた。人生は短い。親、子、孫と三世代(あるいは四世代)が一緒にいられるのは本当に貴重な時間で時代がずっとつながっている証であり、それぞれに重なる時間、共に生きている時代を大切にしなくてはと思う。